サイトリニューアルを検討しているものの、どのくらいの費用がかかるのかわからないという方は多いのではないでしょうか。サイトリニューアルの費用は、依頼する制作会社やリニューアルの内容によって変動するものですが、おおよその相場は存在します。
ここでは、サイトリニューアルの費用の相場や内訳のほか、費用を抑えるためのポイントを解説します。
サイトリニューアルにかかる費用
サイトリニューアルにかかる費用は、依頼する制作会社やリニューアルの内容によって変動します。おおよその目安になる費用ごとに、どういったサイトリニューアルが実施できるのか、確認していきましょう。
サイトリニューアル費用:10万~50万円程度
10万~50万円程度でサイトリニューアルをする場合、依頼先はフリーランスや小規模のシステム・制作会社が中心になります。サイトリニューアルでできる内容は、限られた範囲の機能実装やデザイン刷新が基本となります。この価格帯では複雑なシステムが必要な改修や、サイト全体のデザイン刷新は難しいといえます。また、原稿や写真といった素材は依頼者側が用意するケースも多いです。
サイトリニューアル費用:50万~100万円程度
50万~100万円程度の場合、依頼先は中小規模のシステム・制作会社が中心になります。小規模なサイトであれば、サイト全体のリニューアルを行うことができる価格帯です。中規模・大規模のサイトであれば、限定的な新機能追加やシステム組み込みも可能になります。しかし、サイトリニューアルの価格としてはかなり抑えられているため、大幅な効果改善につながる機能実装は難しいかもしれません。
サイトリニューアル費用:200万~1,000万円
200万~1,000万円程度は、サイトリニューアルの費用のボリュームゾーンといえます。制作期間は半年程度を見込んでおくといいでしょう。依頼先は中規模・大規模のシステム・制作会社が中心となります。
大幅な機能改修・追加やデザイン刷新が可能です。企業や商材のブランディングも実施することができ、サイトリニューアルを通して大きな効果改善を見込むことができるでしょう。
サイトリニューアル費用:1,000万円~
1,000万円以上であれば、大規模かつ自由なサイトリニューアルが可能です。すべてのページのデザインを刷新し、機能やシステムの根本的な改修も実現できるでしょう。SEOの内部対策やコンテンツマーケティング、動画マーケティング、ブランディングなど、ほかの施策を同時に取り入れることも検討しやすくなります。
一方、予算が潤沢だからといって、本来は必要のない改修や機能実装を行ってしまっては本末転倒です。サイトの課題を分析し、何に優先して予算を投下すべきか十分に吟味して、費用対効果を高めることを心がけましょう。
サイトリニューアルの費用の内訳
サイトリニューアルには、ディレクションやSEO、デザイン制作など、さまざまな費用がかかります。ここからは費用の内訳について具体的に見ていきましょう。
ディレクション費用
ディレクション費用は、リニューアルプロジェクトを円滑に進めるための費用です。システムエンジニアやウェブデザイナー、ライター、カメラマンなどサイトリニューアルに関わるスタッフをまとめ、スケジュールや品質を管理したり、依頼主と打ち合わせを行い、要望をまとめたりするのがディレクションの役割です。
SEO費用
サイトリニューアルにはSEOが必要不可欠と言っても過言ではありません。戦略的に狙うべきキーワードを分析・選定し、サイトのディレクトリ構造やタグを見直したりすることで、検索エンジンでの上位表示を目指すのがSEOです。SEOで結果を残すためには、SEOの実績が豊富な制作会社やコンサルティング会社に依頼することが重要になります。本格的なSEOに取り組む場合、月額50万円以上が費用の目安になります。
コンテンツ制作費用
SEOを意識したコンテンツや、ユーザーが求めるコンテンツを制作するための費用です。サイトはコンテンツの集合体です。良質なコンテンツを掲載することが、ユーザー満足度と検索エンジンからの評価の向上につながります。1記事あたり数万~10万円程度が相場です。
デザイン費用
サイトのデザイン制作費用です。どれだけ優れたコンテンツであっても、使いづらいデザインであればユーザーの離脱を招いてしまいます。また、企業や商材のブランディングにも関わる部分なので、魅力を最大限に伝えられるユーザビリティに優れたデザインを目指しましょう。
コーディング費用
コーディングはサイトを作る上で欠かせない工程です。サイトをブラウザに合わせて適切に表示し、機能を動作させるソースコードを書くための費用です。コーディングを依頼する際は、レスポンシブ対応などでスマートフォンにも表示が最適化される状態にしましょう。
テスト費用
完成したサイトが問題なく動作するかテストするための費用です。ブラウザごとにバグが発生しないか確認し、想定通りの動作が実装できているかをチェックします。動作確認の手を抜いてしまうと、ユーザーがサイトをうまく利用できず、サイトの信用を毀損してしまうことにもつながります。
分析・運用費用
サイトリニューアル後の効果分析や運用のための費用です。サイトの効果を高めるためには、効果検証が必要不可欠です。集客を最大化するための分析・コンサルティング費用は月額数万円から数十万円程度が相場です。サイトを安定的に稼働させるための保守・運用費用も、月額数万円から数十万円程度となります。
サイトリニューアルの費用を抑えるポイント
サイトリニューアルにはさまざま費用が発生しますが、予算には限りがあります。ここでは、サイトリニューアルの費用をできる限り抑えるためのポイントを紹介していきましょう。
リニューアルの目的と範囲を明確にする
まず、サイトリニューアルの目的と範囲を明確にするための準備に力を入れましょう。「デザインをかっこよくしたい」「新しい機能を実装したい」といったようなアバウトな目的を制作会社に伝えると、何をどのくらい実装すべきかわからず高額な見積もりにつながってしまう可能性が高いです。
また、受注後の要件変更が多くなりやりとりが煩雑になる可能性を見越して、高めの見積りを提出される可能性もあります。サイトリニューアルで解決したい課題や実装したい機能、デザインのイメージをできるだけ具体的にした上で、制作会社に見積もりを依頼しましょう。
複数の制作会社に相見積もりをとる
見積もりをとる際は複数の制作会社に依頼することをおすすめします。制作会社によって得意分野や価格設定が異なるため、見積もりの内容を比較検討した上で、最も費用対効果が高くサイトの課題を解決できる制作会社を選ぶようにしましょう。
サイトリニューアルの費用のポイントを抑えて見積もりをとろう
サイトリニューアルの費用の内訳は多岐にわたります。実現したいことと予算のバランスをとり、サイトリニューアルの効果を最大化できる機能やデザインを実装しましょう。また、費用の目安を理解した上で見積もりをとることで、的確な判断ができるようになるでしょう。
サイトリニューアルの費用はどのくらい?相場や内訳について解説は【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。