ツイッターのおかげで、普通の人とあからさまにナルシスト、つまり、自分の日常生活を詳しく実況する価値があると考えるものの、他の人達のアイデンティティや行動に関しては、全く関心を持たないタイプの人を簡単に見極めることが出来るようになった。
幸いにも、完全なるナルシストは少ない。しかし、些細な、あるいは、強烈なナルシストの行動を特定する様々な要素が存在する。
この要素が積み重なると、アドルフ・ヒトラーになる。幸いにも、ツイッターに彼は一人しかない。
前提
注意してもらいたい点がある。これから紹介する要素は、実在する人物のみに適用される。アカウントがジョーク目的で作られたなら、あるいは、諸要素の一部が策略の一部に用いられている場合、ナルシズムとは言えない。前提として、実在する人物であり、ツイッターの世界の外側のイメージと等しくなければならない(または、大半において等しい)。
また、ツイッターを利用しているものの、その他のユーザーを見つけることが出来ない、あるいは、適切にコミュニケーションを取る方法が分からない等、純粋に利用方法がよく分からず、要素の一部が無効にされるケースも考えられる。通常、私達は、ナルシストに対して、ある程度の知識を持つ人物をイメージする。以下の例にも、このイメージが反映されている。
ナルシストである理由
非常にフォローするアカウントが少ない
数年に渡ってツイッターを利用し、3000本以上のツイートを投稿しているものの、フォローする人数が100人以下なら、何かしら問題がある。 世界には素晴らしい人達が大勢いる。アシスタントにツイートを任せている超有名人(3000本も本人が投稿することが出来るはずはない)であっても、富を分け与え、アシスタントに何人かをフォローするように命じているはずだ。このような評判により、立派なフォロワーを得られるためだ。
この行動は、エリート主義に基づいている。恐らく、同じ世界の住人であると考える有名なセレブであり、よく知っている人物のみフォローする方針を固めているのだろう。基本的に、ツイッターをフェイスブック化している。ツイタッターはフェイスブックではなく。フェイスブックはフェイスブックである。
該当するユーザー:
- ジョン・メイヤー – ミュージシャン
- ジェイソン・フライドとデビッド・ハイネマイヤ・ハンソン – 37Signals
- ジェレミー・シューメーカー – Shoemoney
富を独り占め
ツイッターは、情報をシェアするためのサービスである。優れたアイテムを探し出し、フォロワーに伝える。自分のツイートと他のユーザーのツイートの割合が100/1なら、自己中心的なユーザーだと言わざるを得ない。 繰り返すが、大勢のフォロワーを獲得したなら、良い行いのために利用するべきであり、実際に他人の優れたアイテムを紹介することで、自分のアイテムがさらに幅広く配信してもらえる確率は高くなる。好意を受けたら、別の人に好意を渡そう。
該当するユーザー:
身の上話
ナルシストユーザーの特徴の中で、個人的に気に入っているのは、人生を語るタイプだ。このタイプのナルシストは、ツイッターを使って、他人にとっては退屈であったとしても、日常生活の模様を細かく伝えようとする。フォロワーが多くても、パンをトーストしている、または、グーバーグレイプをパンに塗っていることをフォロワーが知りたがっていることにはならない。
とりわけフォロワーの大半にとって興味深い情報ならば、自分自身のランダムな情報を少し提供しても問題ない。しかし、平凡な行動を細かくツイッターで報じているなら、考えを改めてもらいたい。 ベストセラー作家ではないなら、人気テレビ番組の司会ではないなら、ハリウッドスターではないなら、あるいは、5万人以上のフォロワーを抱えているわけではないなら、身の上話など誰も気にしていない。それでも、自分のことは気になるのだろう – だからナルシストなのだ。同一視しないでもらいたい。
該当するユーザー:
@返信しない
ファンに返信しないユーザーは嫌われる。全員に返信する必要はないが、好意でフォローしてくれたフォロワーにほとんど返信しないのは、エゴ丸出しである。ツイッターを頻繁に利用しているものの、返信しないユーザーは自己中心主義そのものである。
該当するユーザー:
- ランス・アームストロング – ツール・ド・フランスを7回制覇
- マイケル・ロップ – “Rands” アップルのエンジニアリングマネージャー
最優秀ナルシスト賞
全ての特徴を兼ね備えた人物はさすがにいないはずだ。いかにナルシストであっても、何かしら良いところを持っているはずである、と私は考えていた。しかし、残念ながら、すべての要素に当てはまる人物を一人見つけてしまった。しかし、この人物のツイッターのストリームをたまたま目にした時、あまり驚かなかった。想定の範囲内だったからだ。
それでは、最優秀ナルシスト賞を、ライアン・シークレストに贈呈する。
許容範囲
ナルシスズムには良い面もある。健康的なナルシズムも存在する。事実、私は今回ナルシストとして挙げた人達の多くをフォローしている。しかし、特徴の全て(または多く)を備えているなら、フォローしない。なぜなら、このような完璧なナルシストのフィードは煩わしく、フォローを解除するからだ。それでも、ナルシズムは、ある意味興味深く、私自身、ロボットのようなユーザーよりも、ナルシストをフォローしたいと思う。
自分自身であることが大事だ – しかし、限度を越えないように注意する必要がある。ライアン・シークレストにはもう少しナルシズムを控えてもらいたいものだ。
この記事は、Ross Hudgensに掲載された「How to Identify a Narcissist on Twitter」を翻訳した内容です。