今週の3分で読めるウェブマーケニュースでは、・政府によるネットの中立性に関する議論、・New York Timesが編集者を解雇し、重要なレポートを用いて見直すを図る、・30歳になったザッカーバーグCEOと共に成長するFacebook、・ブランドのツイートはオフライン & オンラインの行動を促す、・EUの裁判所がGoogleの結果を削除する方針を支持、・ビッグデータの現状、・ソーシャルメディアと法律の講義の期末試験、・進む短文化、・復活を遂げた企業ブログ、・廃れたマーケティングファンネル等の話題を伝える。
それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える関連するリンクをまとめて紹介していく。
毎週、経営者の方々が、最新の変化、報道する価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。
他にも、役に立ちそうなリンク、ソース、または、アイデアを持っているなら、コメント欄で加えてもらいたい。また、Flipboardを利用しているなら、「This Week in Digital Magazine」を購読すると、リンクを入手することが出来るようになる。
インダストリー
- FCC(連邦通信委員会)は、ネット上のコンテンツに関する、所謂「追い越し車線」に対する新たなネットの中立性の提案を採用し、公の議論が始まった(The Verge)。
- ネイティブ広告が、犠牲者を出した。New York Timesが、エグゼクティブエディターのジル・アブラムソン氏を解雇した。ネイティブ広告に反対したことが要因の一つであったようだ(Silicon Valley Watcher)。
- しかし、そのNew York Timesからリークされたイノベーションレポートは、現代で最も素晴らしいレポートと言っても過言ではない(Nieman Journalism Lab)。
- おまけ: 「New York Timesのレポートからブランドが得られる教訓」に目を通しておこう。
プラットフォーム
- Facebookの新しいAudience Insightsツールを使えば、広告でターゲットにしているオーディエンスを詳しく学ぶことが出来る(Inside Facebook)。
- マーク・ザッカーバーグ氏は、今週で30歳になる。そして、FacebookはザッカーバーグCEOと共に成長を続けている(Guardian)。
- Twitterは、ARF、Fox、DB5と共に実施した調査で、ブランドのツイートを目にすると、Twitterで、そして、Twitter以外の場所で、消費者は行動を起こす傾向があることを発見した(Twitter)。
- モバイルおよびウェブプラットフォームで、Twitterはミュート機能を導入した。他のユーザーをミュートにすることで、コンテンツのストリームを管理しやすくなる(The Next Web)。
- これからは、Twitterで言語を基にユーザーのターゲットを絞ることが可能だ。Twitterは、プロモツイート、そして、プロモアカウントで、20の言語を提供している(Twitter)。
計測/基準/ビッグデータ
- 先週、顧客の獲得に関する議論を行い、ソーシャルメディアプログラムを復活させる方法を紹介した。パート 2では、顧客の開拓および維持が取り上げられている(Olivier Blanchard)。
- PRの取り組みを活性化する上で役に立つ、知ってもらいたい計測基準(SHIFT Communications)。
- ビッグデータは、複雑なコンセンプトである。考えを整理する(?)ため、ビッグデータの現状を1つの表でまとめる取り組みが行われた(Venture Beat)。
- ソーシャルメディア戦略において、なぜ毎回同じツールに頼らなければならないのだろうか?最高のハッシュタグツール 21点をチェックしておこう(SteamFeed)。
法律/人事
- ソーシャルメディアは、セルフサービス化させることが出来る。このソーシャルメディアを使って、キャリアを進歩させる方法を参考にすると良いだろう(WSJ Experts)。
- 法律に興味があるなら、テキサス州立大学の法律 & ソーシャルメディアコースの期末試験にチャレンジしてみよう(SoMeLaw Thoughts)。
コンテンツ
- インターネット上に配信されるコンテンツが増え続ているため、コンテンツショック(人間が処理不可能なほどコンテンツの量が増えてしまう問題)が、迫り来るのは致し方ない。しかし、視覚的なコミュニケーションへの依存が進むと、社会、そして、読み書きの能力にどのような影響が出るのだろうか(Geoff Livingston)。
- 長く、複雑なストーリーは避けた方が良さそうだ。Reuters Americaの編集者は、スタッフに対して、出来るだけ500ワード以下に抑えるよう要請している(Talking Biz News)。
- しかし、何もかもが失われたわけではない。消費者は、ブランドによるオリジナルのコンテンツを高く評価しており、また、WP Engineが実施した調査によると、直接的な関係を消費者と構築する試みが行われる中、企業のブログが復活を遂げようとしている(Twist Image)。
- 消費者の46%は、好きなブランドのブログを読んでいる。
- 40%は、ブログで最新のコンテンツを提供しないブランドには、ネガティブな影響が出ると考えている。
- 40%は雑誌やウェブサイトよりも、直接会社のブログでコンテンツを読むことを望んでいる。
- バイラル化するヘッドラインの次の段階に興味があるなら、人気の高いヘッドラインから得られる教訓をチェックしておこう(Contently)。
ブックマークする、後で読む、視聴するアイテム
- 消費者は、複数のデバイスを介して、今まで以上につながりのレベルを高めている。そのため、直線的なファンネルにマーケティングを依存させるべきではない(Harvard Business Review)。
- 毎回、メッセージの伝達、宣伝、マーケティングを行うのではなく、メリットを与える努力をするべきだ。Chipotleは、先日、このような取り組みを行った。思いがけないメリットの効果は絶大であった(Twist Image)。
- デジタル時代は、勝者と敗者を作り出した。ニューヨークで行われたプレゼンで、デジタルイノベーションシンクタンクのL2を設立したスコット・ギャロウェイ氏は、データを基に結論を出している(DLD NYC 14 Conference)。
イメージ: Lotus Carroll (Flickr)
この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital 5/16 2014」を翻訳した内容です。