オウンドメディアでSEOを行う際に対策したいのが、ロングテールキーワードです。
ロングテールキーワードを狙ったSEOコンテンツを多く制作することで、検索エンジンでの順位向上が期待でき、ターゲット層にリーチしやすくなると考えられます。
本記事では、ロングテールキーワードの特徴やほかのキーワードとの違い、対策するメリットや注意点について紹介します。
なお、ナイルでは、SEO初心者の方がまず理解しておいたほうがいい基礎知識と実践方法をまとめた資料をご用意しております。
SEOにおけるキーワード戦略の立て方についてもふれていますので、気になる方はぜひご覧ください。
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この記事のまとめ
- ロングテールキーワードは、SEO戦略を進めていく上で重要な役割を持っている
- まずはメディアの軸となるビッグワードを設定してから、ロングテールキーワードを探すのがおすすめ
- ロングテールキーワードで記事を制作することは長期的な戦略
ロングテールキーワードとは
ロングテールキーワードとは、複数の単語を組み合わせた、あるいは長文で構成されたキーワードのこと。
「ニッチキーワード」や「スモールキーワードともいわれ、検索ユーザーの限定的な悩みやニーズを表しているキーワードです。
例えば、「キャンプ」と「映画」のロングテールキーワードは次のようなものになります。
<キャンプのロングテールキーワード例>
- キャンプ 関東 子連れ
- キャンプ 初心者 持ち物
- キャンプ ご飯 簡単
<映画のロングテールキーワード例>
- 映画 上映中 おすすめ
- 映画 上映予定 アニメ
- 映画 新宿 プレミアム
ロングテールキーワードは、検索ボリュームが少なく、さらに競合記事も少ない傾向にあることから、SEOを始めたばかりのWebサイトでも、検索結果の上位に表示されやすい傾向にあります。
ビッグキーワードとミドルキーワードとの違い
ロングテールキーワードのほかにも、ビッグキーワード、ミドルキーワードといった分類があります。
検索結果における競争率や、ユーザーがWebサイトへ流入した際のコンバージョン率などに違いがあるため、SEOの戦略策定にあたっては、これを理解しておくことが重要です。
それぞれの主な特徴について見ていきましょう。
<ビッグキーワード、ミドルキーワード、ロングテールキーワードの違い>
ビッグキーワードの特徴
ビッグキーワードは、一般的で広範囲のトピックを表す1語前後の検索キーワード。
検索ボリュームが大きいため、検索結果で上位に表示されれば多くの流入につながりますが、競合コンテンツも多いため、検索結果の上位に表示されるのは容易ではありません。
さらに、必ずしもユーザーの悩みに直結するキーワードではないことから、Webサイトへランディングしてもらえても、コンバージョン(CV)につながりづらい傾向にあります。
ミドルキーワードの特徴
ミドルワードとは、検索キーワードが2語前後と長く、特定のカテゴリーや商品群を指すキーワードが多い傾向にあります。
ビッグワードとロングテールキーワードの中間に位置づけられ、競争率もコンバージョン率も中程度です。
ロングテールキーワードの特徴
ロングテールキーワードは、すでに解説したとおり、3語前後の複数の単語、もしくは長文の検索キーワードで、ユーザーのニーズが具体的になっているのが特徴です。
検索ボリュームが少ないため、検索結果の上位に表示されても大きな流入数は期待できません。
ただ、ユーザーの限定的な悩みやニーズがキーワードに含まれているので、ニーズを満たす情報を発信できれば、それ関連する商品やサービスへのコンバージョンにつながりやすいといえるでしょう。
ロングテールキーワードで記事制作するメリット
ロングテールキーワードは、SEO戦略を進めていく上で重要な役割があります。
ここからは、ロングテールキーワードで記事制作をするメリットについて解説しましょう。
<ロングテールキーワードで記事制作をするメリット>
ビッグキーワードよりも検索結果の上位表示を狙いやすい
前項でも解説したとおり、ビッグキーワードは、検索ボリュームが大きく、競合記事も多いため、特に立ち上げたばかりのオウンドメディアの場合は、検索結果の上位に表示させる難易度はかなり高いといえるでしょう。
一方、ロングテールキーワードは検索ボリュームが少なめなことから、検索結果の上位に表示させる難易度は比較的低いです。
そのため、立ち上げたばかりのオウンドメディアの場合は、まずはロングテールキーワードで順位がつくようにすることで、検索エンジンからの評価を高めるようにするといいでしょう。
記事の方向性を決めやすい
ビッグキーワードの場合は、例えば「ランニングシューズ」のような単体のワードになるため、このワードで検索したユーザーが、ランニングシューズについてなにが知りたいのかが見えません。
そのため、このキーワードの検索結果の上位表示を狙うとすると、ランニングシューズの特徴や種類など、いくつかの検索ニーズを想定した網羅的な記事にせざるをえないでしょう。
一方、ロングテールキーワードの「ランニングシューズ 防水 レディース」なら、「防水仕様のレディースのランニングシューズ」を求めていることがわかるため、そのニーズにフォーカスした記事が制作できます。
このように、ロングテールキーワードにはユーザーが知りたいこと、解決したいこと、やりたいことが表れているため、ユーザーの細かいニーズに合った記事が作りやすいといえます。
コンバージョンにつながりやすい
コンバージョンとは、Webサイトを訪問したユーザーが資料を請求したり、商品を購入したりするなど、最終的な成果につながる行動のこと。
ロングテールキーワードはユーザーのニーズが明快なため、自社の商品やサービスがユーザーの課題解決につながるものである、というコンバージョンに向けたストーリーを描きやすくなります。
さらに、ユーザーは課題が明確であるがゆえに購買意欲も高いため、コンバージョンにつながる可能性が高いといえるでしょう。
内部リンクを整備することでビッグキーワードが狙える
ロングテールキーワードを狙って特定のテーマに絞った記事を多数制作し、その中に適切な内部リンクを配置することは、ビッグワードでの検索結果の上位表示につながります。
内部リンクとは、自サイト内を行き交うリンクのこと。
検索エンジンが検索順位を決める際は、クローラーと呼ばれるロボットがページ内のリンク(内部リンク)をたどってWebサイト内を移動し、ページの内容を収集しています。
<検索エンジンが検索順位を決定する流れ>
そのため、記事内に関連性の高い内部リンクを設置することで、検索エンジンがWebサイト全体を把握しやすくなります。
すると、結果的にWebサイトが特定のジャンルにおいて専門性が高いことが認識されやすくなり、サイト全体の評価に好影響が期待できるのです。
<内部リンクの検索順位への影響>
例えば、多くのロングテールキーワードで、安定的に検索結果の上位を獲得できるようになったとします。
それらの記事に、関連するビッグキーワードを狙った記事への内部リンクがあると、検索エンジンがその記事の存在に気づきやすくなるため、検索結果の上位に表示される可能性が高まるといえるでしょう。
このようなビッグワード対策は、トピッククラスターモデルとも呼ばれ、質の高い記事同士が内部リンクでつながることで関連性を示し、Googleに対象ジャンルに強いメディアであることを示す戦略です。
内部リンクだけがビックワードの上位表示を取る要因ではありませんが、ビッグワードを狙う上で重要な施策のひとつです。
内部リンクとトピッククラスターモデルについては、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
内部リンクとは内部リンクとは、文字通り外部サイトではなく自サイト内を行き交うリンクのことを指します。内部リンクを最適化することは、外部リ... 内部リンクとは?SEO効果を得るための内部リンク最適化について - www.seohacks.net |
トピッククラスターは、SEOで検索上位を獲得するために有効な戦略のひとつです。関連するコンテンツを内部リンクでつなげることで、ユーザーの情報... 【超具体的に解説】トピッククラスターとは?作り方を4ステップで解説 - www.seohacks.net |
ロングテールキーワードを調査するのに必要なツール
ロングテールキーワードでSEO記事を制作するメリットがわかったところで、ここからはロングテールキーワードを調査するのに必要なツールを紹介します。
<ロングテールキーワードを調査する主なツール>
- ラッコキーワード:Webサイトの軸となるビッグキーワードのサジェストキーワード(関連キーワード)を探すことができる
- キーワードプランナー:Googleのキーワード検索ボリュームが調査できる
- ahrefs、semrush:競合サイトに流入しているキーワードを調べることができる競合分析ツールで、ロングテールキーワードの切り口を探すために使用する
- Google Search Console:Webサイトに流入しているキーワードを調べることができるツールで、ロングテールキーワードの切り口を探すために使用する
これらのツールをどのような段階で使うかは、次の「ロングテールキーワードの探し方と記事制作の方法」で見ていきましょう。
ロングテールキーワードの探し方と選定する方法
ロングテールキーワードをどのように探し、選定して記事制作に進めていくか、その流れを解説します。
<ロングテールキーワードで記事制作をする流れ>
1 自サイトの軸となるビッグキーワードを設定する
まずは、自サイトのテーマに合った軸となるビッグキーワードを設定します。
基本的には、自サイトのテーマに関連性の高い、検索ボリュームの多いキーワードを選んでください。
例えば、「ナイルのSEO相談室」であれば、メディアのメインテーマはSEOになるため、軸となるビッグキーワードは、「SEO」「コンテンツマーケティング」などになります。
キーワード選定は、SEOを効率良く進めるための重要なポイントです。
そのため、キーワード選定を誤ると、思ったように検索順位がつかない、順位がついて訪問者が増えてもコンバージョンにつながらないといったことがありますので、慎重に行いましょう。
なお、キーワード選定については、次の記事で詳しく解説しています。
キーワード選定は、SEOの成果を左右する重要な要素です。SEOで成果を上げるには、さまざまな調査・分析をした上でキーワードを選ぶ必要があります... 【初心者向け】キーワード選定とは?SEOマーケターがノウハウを伝授 - www.seohacks.net |
2 ユーザーの課題やニーズを整理・深堀りする
ロングテールキーワードは、ユーザーが知りたいことや解決したいこと、やりたいことがわかりやすい検索ワードです。
そのため、ターゲット層の典型的な人物像を設定する「ペルソナ」と、ユーザーの購買プロセスを視覚化した「カスタマージャーニーマップ」を作成しましょう。
こうしてユーザーの課題やニーズを細かくイメージすることで、ロングテールキーワードを見つけやすくなります。
ペルソナやカスタマージャーニーの詳しい設定方法については、下記の記事をご覧ください。
企業のマーケティング活動の成否は、ペルソナの質に左右されるといえます。質が高く、しっかりとしたペルソナを作り上げることで、見込み顧客の獲... 集客効果のあるペルソナの作り方 - www.seohacks.net |
カスタマージャーニーとは、顧客のことを理解し、自社の商品・サービスの購買へとつなげるためのフレームワークです。本記事では、このカスタマー... 【具体例あり】カスタマージャーニーとは?作成方法や6つの活用アイデアを紹介 - www.seohacks.net |
3 ロングテールキーワードを調査する
続いて、前項「ロングテールキーワードを調査するのに必要なツール」で紹介したツールを使って、ロングテールキーワードを調査しましょう。
ラッコキーワードでサジェストキーワードを洗い出す
ラッコキーワードは、特定のキーワードを入力すると、それをもとにしたサジェストキーワード(関連キーワード)が自動的に表示されるツール。
ビッグキーワードをもとにした2語以上の関連キーワードを洗い出すのに便利です。
例えば、「営業DX」をキーワードで上位表示を目指す場合、ラッコキーワードに「営業DX」と入れると次のような一覧が出てきます。
ラッコキーワードのキーワード一覧画面
この一覧から、自サイトのテーマに合ったサジェストキーワードを選んでください。
キーワードプランナーで検索ボリュームをチェックする
検索ボリュームがチェックできるツールはいくつかありますが、無料で利用するならキーワードプランナーがおすすめです。
Googleキーワードプランナーで検索ボリュームをチェックする方法
- キーワードプランナーを開き、「新しいキーワードを見つける」を選択
- 「キーワードから開始」の検索窓に、候補のキーワードを入力し、「結果を表示」を選択
- 検索結果画面の「キーワード候補をダウンロード」をクリックすると、Googleスプレッドシートで検索結果の一覧が見られるので、制作したいロングテールキーワードを探す
もっと簡単に、大量にキーワードを調べたい場合は、Ahrefsやsemrushなどの有料ツールがおすすめ。
競合メディアの被リンク分析や検索エンジンの上位表示コンテンツ、想定流入キーワードなども確認できます。
検索ボリュームの調べ方は、下記の記事で詳しく紹介しています。
キーワードの検索ボリュームは、SEOの難易度を判断する上で大きな基準となるものです。ここでは、検索ボリュームの重要性やツールを使った調べ方、... 検索ボリュームはどう調べる?調査ツールやキーワード選定方法を解説 - www.seohacks.net |
4 調査したロングテールキーワードに優先度をつける
ロングテールキーワードをいくつか洗い出したら、どのキーワードから記事を作っていくか、優先度をつけます。
優先度を決める際は、次のようなことを踏まえて検討しましょう。
<キーワードを選ぶ際に意識すること>
- 検索ボリューム
- コンバージョン貢献度
- 獲得までにかかるコスト
- 自サイトとの相性や方向性
上記の中でも、検索ボリュームとコンバージョン貢献度は最優先で考えてください。
下記のように、各項目を5段階で評価すると整理しやすくなります。
項目 | 5段階評価 |
---|---|
検索ボリューム | 0~100:1
101~300:2 301~500:3 501~700:4 701~999:5 |
コンバージョン(CV)貢献度 | CVからはかなり遠い:1
CVからはやや遠い:2 CVする可能性はある:3 CVにやや近い:4 CVにかなり近い:5 |
各項目に当てはまる評価の数値を足した数値が高いキーワードほど優先度が高いものとしてリスト化しましょう。
5 ユーザーの検索意図を満たす高品質な記事を制作する
ロングテールキーワードの優先度が高いものから、ユーザーの検索意図を満たす高品質な記事を執筆します。
ビッグキーワードやミドルキーワードに比べれば競合が少ないとはいえ、ロングテールキーワードにも競合記事は存在するため、質の低い記事では検索上位を獲得するのは難しくなります。
検索エンジンに評価されるためには、「ユーザーにとって有益な情報が充実している」「独自性がある」など、質の高い記事を制作しなければなりません。
次の記事では、高品質の記事を作るための方法、そして外部の会社に記事制作を依頼する際に意識することについてまとめていますので、参考にしてください。
高品質な記事を作成するには、ユーザーにとって有益な情報を盛り込むだけではなく、複数の条件を満たすことが重要です。そこで本記事では、高品質... 高品質な記事作成に必要な5ステップ!外部パートナーとの付き合い方も紹介 - www.seohacks.net |
なお、今すぐ記事制作を依頼できるパートナーをお探しの場合は、ナイルにぜひご相談ください。
ナイルではSEOのための記事制作はもちろん、将来的に社内で内製化を進めるための支援などにつきましても、下記より承っております。
6 実績データを分析して次の施策を検討する
ロングテールキーワードを狙ったSEO記事を公開したら、検索順位の状況や流入数、コンバージョン数といった実績データを分析して次の施策を検討しましょう。
記事を作るだけでなく、その順位や内容、コンバージョンの発生状況などを細かく分析して改善していくことが検索結果の上位表示につながり、自サイトを成長させます。
ただ、SEO記事だからといって、公開してすぐに検索順位がつくわけではありません。
ロングテールキーワードの場合は、ビッグキーワードやミドルキーワードに比べれば比較的早い段階で順位がつきやすいと考えられますが、ある程度時間がかかると考えましょう。
なお、記事のデータ分析と、次の施策を検討する手順は下記を参考にしてください。
<記事のデータ分析と施策検討の手順>
- Google Search Consoleで、「狙ったロングテールキーワードで順位がついているか」「別のキーワードで流入が発生しているか」をチェック
- Google Analyticsでサイト分析を行い、オーガニック流入からコンバージョンが発生しているかをチェック
- 狙ったキーワードで10位以下の順位だった場合は、自サイト内に類似記事(重複コンテンツ))が存在していないかをチェックし、あった場合は記事を統合・整理する
- ロングテールキーワードで作成した記事に加筆・修正できる内容や導線要素があれば、リライトを行う
記事の分析方法については、こちらの記事でも紹介しています。
自社のメディアにコンテンツを公開したはいいものの、それが事業に貢献できているものなのかをどう判断すればいいのかわからない…というWeb担当者... コンテンツの貢献度はどうはかる?見るべきデータや分析方法を解説! - www.seohacks.net |
ロングテールキーワードでSEOに取り組む際の注意点
検索結果の上位表示を狙いやすいロングテールキーワードですが、SEOに取り組む上では次のような注意点があります。
それぞれについて見ていきましょう。
<ロングテールキーワードでSEOに取り組む際の注意点>
自サイト内で重複する内容の記事を制作しない
Webサイト内に記事が増えると、検索キーワードや、検索意図が同じ記事(重複コンテンツ)が作られてしまいがちになります。
すると、同じWebサイトのページ同士でユーザーを奪い合うカニバリゼーションが発生します。
カニバリゼーションが起こると、コンバージョンやクリック率、被リンクなどが分割されてしまうため、検索エンジンの評価が分散して、検索上位に表示されにくくなってしまいます。
これを防ぐには、事前にサイト内検索を使って重複コンテンツを特定することをおすすめします。
サイト内検索については、次の記事で紹介しています。
ユーザビリティが向上するのはもちろん、サイト運営者にとってはユーザーニーズの把握などにつながるサイト内検索。ただ、ユーザー側からすると検... サイト内検索とは?やり方や導入方法・メリットをわかりやすく解説 - www.seohacks.net |
検索流入数を一気に上げることは難しいことを理解する
ロングテールキーワードは、そもそも検索ボリュームが少ないため、検索結果の上位に表示されても、検索流入数が大きく増えることはありません。
ただ、ロングテールキーワードで地道に順位を獲得し、検索エンジンからの評価を上げることでWebサイト全体の検索順位の向上が期待できるといったメリットがあります。
そのため、特に立ち上げたばかりのWebサイトの場合は、ロングテールキーワードを交えたSEO戦略を検討するのがおすすめです。
もし、より早く流入数を増やしたい場合は、リスティング広告やメールマガジン配信などの施策を検討するのも手です。
リスティング広告やメールマガジンについては、こちらの記事もご覧ください。
SEO対策とリスティング広告のそれぞれの違いや共通点、それぞれの特徴について解説しています。「ナイルのSEO相談室」は業界歴15年超のナイルが運... SEOとリスティング広告の違いとは?共通点とメリット・デメリット - www.seohacks.net |
ウェブマーケティングの手法の一つに、メールマーケティングがあります。メールマーケティングとは、いったいどのようなマーケティング活動なのか... メールマーケティングとは?導入の流れや効果がアップする方法を解説 - www.seohacks.net |
コンテンツ制作にかかる予算を確保しておく
SEOで成果を上げるためには、ある程度の記事本数を制作する必要があるため、コンテンツ制作費の確保が必要です。
記事を制作して公開するためには、キーワードをもとに構成案を作った上で執筆し、校正をして原稿を完成させ、CMSに投稿するといった工程があります。
社内に原稿制作のスキルがある人がいない場合は、外注して対応する必要が出てくるでしょう。
その場合は、事前に制作費の見積もりを取っておくことをおすすめします。
長期的な戦略であることを理解する
SEOは広告などと違い、結果が出るまでにある程度時間がかかる施策です。
ただ、SEOによって順位がつくようになると、コンスタントに安定した流入数の獲得が期待できるため、中長期的に考えると効率の良い施策であることは間違いありません。
そこで成果につなげるためには、辛抱強く高品質のコンテンツを作り続けることが必要になります。
長いスパンで施策を進めていくことを前提にしなければならないことから、施策を始めるにあたっては、事前に上長や上層部の理解を得ておきましょう。
ロングテールキーワードの成果を最大化するコツ
最後に、ロングテールキーワードの成果を最大化するためのコツについて、解説します。
<ロングテールキーワードで成果を最大化するコツ>
ビッグキーワード獲得を見据えてロングテールキーワードの記事を作る
DX関連のサービスを展開している場合は「DX」、MAツールの導入支援をしている場合は「MA」や「MAツール」などで1位に表示されれば、多くの検索流入が見込めます。
ただ、「DX」や「MA」のようなビッグキーワードでいきなり上位を獲得できるWebサイトは少ないでしょう。
そこで、ビッグキーワードで検索上位を狙うには、事前設計の段階でビッグキーワードに関連するロングテールキーワードを選定し、それに基づいて記事を制作することをおすすめします。
また、ビッグキーワードの記事とロングテールキーワードの記事を作成し、それぞれに内部リンクを設置するのも有効です。
これは、先述したとおり、関連する記事を内部リンクでつなぐことで、検索エンジンが自サイト内をクロールしやすくなり、自サイトが特定のジャンルにおいて専門性の高いサイトだと評価されやすくなることから、ビッグキーワードでの検索順位上昇が期待できるのが理由のひとつ。
また、関連するビッグキーワードとロングテールキーワードの記事の相互にリンクを貼ることで、ビッグキーワードの記事を読んだユーザーが、さらに詳しい情報を求めてロングテールキーワードの記事に移動することも考えられます。
ロングテールキーワードの記事は、ユーザーのニーズが明快なのでコンバージョンされやすい傾向にあるため、ビッグキーワードの記事からロングテールキーワードの記事に遷移してもらえれば、コンバージョン数の上昇に寄与する可能性が高まるでしょう。
困ったときは専門家に相談する
キーワード選定は、SEOの専門的な知識がないとなかなか難しいのが実際のところです。
また、キーワードを選定するだけでなく、コンテンツ制作もするとなると、またプロの力が必要になります。
キーワードの選定や記事制作にあたって、よくある困り事は次のようなものになります。
<キーワード選定や記事制作を行う際の困り事>
- 選定したキーワードが果たして正しいのか
- 漏れているキーワードはないのか
- 選定したキーワードで記事を制作すれば本当に順位が上がるのか
- 競合サイトと比べて質の高い記事になっているのか
- データ分析などはどうすればいいのか
上記は、社内に知識のある人材をそろえることができれば解決できることもありますが、リソースが不足している場合は、外部の専門家に相談しながら進めたほうが、効率的に成果を出せるでしょう。
ナイルには、知識が豊富なSEOコンサルタントや編集スタッフがそろっていますので、キーワード選定を含む戦略策定からコンテンツ制作、データ分析まで、一気通貫でご支援することが可能です。
下記までお気軽にご相談ください。
ロングテールキーワードはSEOを本格化する最初の一歩
ロングテールキーワードでの検索上位表示を狙って対策することは、自サイトを成長するために大切な施策です。
検索上位を獲得するためのハードルが比較的低いため、早く成果が出やすく、コンバージョンにもつながりやすいというメリットもあります。
ただし、キーワード数は無限にあるため、今回解説したキーワード選定における優先度づけを慎重に行い、ビッグキーワードの獲得に向けた関連キーワードで記事制作をしていきましょう。
また、SEOで大切なのはキーワード選定だけではありません。
内部対策(テクニカルSEO)や外部対策、実績を踏まえたデータ分析など、さまざまな施策を打つ必要があります。
もし、「SEOに取り組みたいけど、知見やリソースが足りない…」などのお悩みがありましたら、ぜひナイルにご相談ください。
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集客・コンバージョン数を増やしたい方へ
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