良いSEOと悪いSEOの見分けるための考え方


最近スパムSEOづいている感じである。

当ブログであるが、

「悪徳SEO業者」なんてしょーもないキーワードで上位表示されたり、
はたまた、
「SEO業者」なんてそこそこビッグキーワードで10位以内に2URLも表示されたり、

当ブログはSEO業者でもなければ、ましてや「悪徳SEO業者」などでも全くないので、まあ、面白いやら、面白いやらって感じである。

「SEO業者」って記事で上位表示している記事であるが、もし広告枠を提供したら買ってくれる業者っているだろうか?D社とか?
まあ、多分売らない気がするが、まあ金額によっては考えますのでよろしくお願いします(って結局金目かよ)。

何でまたスパムSEOの記事を書こうと思い立ったかというと、Web担で鈴木さんに紹介してもらったからブログ記事を書き始めるにあたってちょっと過去記事を眺めたりしていると、そこから着想を得て記事のネタを考えついたりするのである。
それで、最近はスパムSEOのことをばかりを書いているので、そこからまた着想を得てしまうという悪循環なのだ。

さて、どうでもいい前置きが長くなってしまった。

プラス、もしくはマイナスに作用するSEOの考え方だ。

さてなぜSEOスパムはだめなのか?

当たり前のことなのだが、検索エンジンは常に利用者にとって最も最適な検索結果を表示させるように努力し続けている。
それに逆らう行為だからだ。
言うまでもなく当たり前なのだが、この理をよく考えて体得すれば、

  • マイナスになる可能性のあるSEOとは何かを理解することができる
  • 検索エンジンを介してもっと集客することができるようになる

というメリットがある。

マイナスな可能性のあるSEOとは検索エンジンの意向に反すること、言い換えれば検索エンジンを通じてその先にいる人達にとって不利益をもたらすことである。

サイトのリニューアルのためのページ遷移図やワイヤーフレームを主にSEO的な観点からチェックしていると、高い確率でユーザーの利便性と一致していることに気がつく。
ユーザーの利便性とSEOが相反することはあるのだが、そんなケースではSEOについては無視してしまってもさほど問題ないことが多い。

でも大きな例外はある。
この例外の見分け方は、人間が見ているものと同じものを検索エンジンが見ることができるかどうか?で考えればだいたい間違いありませぬ。
AjaxとかFlashとかは検索エンジンが見られないので駄目である。
人間が見られるものと同じものを検索エンジンが見られるようにしておけば、あとは人間が判断するのとおなじように検索エンジンはそれなりによきに計らってくれる(だろう)。

さて、マイナスになるSEOの考え方であるが、どのユーザーにとっても得にならない施策のことだ。
これは前回の記事でもも書いたとおり。

では逆によいSEOとは何であろうか?

SEOとは最近コンテンツを作ることっていうような風潮はあるがこれは誤りである。
良いコンテンツを作るのはSEO以前の前提であって当たり前のことだ。

SEOというのは検索エンジン最適化と言われるように、検索エンジンに対して働きかける技術を指す。
SEOとコンテンツ作成は相互に関連しつつも概念としては別のレイヤーに存在するものだ。

  1. 誰かに見せるべきコンテンツを作る。
  2. コンテンツが見せるべき誰かの検索結果に露出するように配慮する。

このような順番があり、2の配慮を行うことをSEOという。
見せるべきコンテンツが存在していたとしても、検索結果に全く表示されなければ意味がない。
コンテンツ作成とSEOは両輪である。

現在の「コンテンツを作ることイコールSEO」であるという誤解はではなぜ生じたのだろうか?

Googleはいいコンテンツさえ作っていればそれに応じてしかるべき順位まで上げてくれるはず、だから取り立ててSEOなんかしなくてもいいコンテンツさえ作ればいいのだ。
という考え方を持つ人が増えているわけだ。

まあ、これは正しいといえば正しいのだが、あくまでそれは原則に過ぎない。

Googleはそうでありたいとつとめているのだが、未だにそのアルゴリズムには到達できてない。
だから、重要な価値のあるコンテンツであっても、それに応じた価値があると認識できないケースが往々にしてある。

コンテンツの価値が相応に評価されないことが多いのである。

コンテンツの価値を相応に評価させるための技術それがSEOだ。
当面SEOはなくなることない。

あなたの伝えたいことを充分に伝えられるコンテンツを作り、SEOを行うことではじめてあなたの伝えるべきことは世の中に伝わる。

両方必要なのだ。SEOが要らないは誤解である。

これでお分かりいただけただろうか?

最後に一言。

こう考えると、しょーもないペラページを無理やり上位表示させるっていうのはSEO以前に間違いである。
コンテンツの価値がそもそもないし、価値がないコンテンツを価値があると誤認させるのは、SEOではない。それは最適化とは言わない。

この手のペラページをGoogleとしてはわざわざデータベースに蓄積し、膨大な順位計算をCPUパワーを使ってロジックを回して、挙句の果てにはユーザーの利便性を損なわせたりする。
Googleからすると踏んだり蹴ったりである。

最近、大量にペラページを作って収益を上げていたサイトが軒並み落とされている。

まあ、当たり前である。
いずれそうなるのは運命だ。

スパムSEOで生きているのであれば今から別の商売を探すか、ちゃんとしたサイトを作った方がいいだろう。