視聴占拠率とは、番組がどれだけの視聴者を集めているかという人気度を示す指標です。視聴率と違い、テレビをつけている世帯が対象のため、番組を評価する上でも重要視されています。
今回は視聴占拠率の算出方法や、間違いやすい視聴率との違い、CM制作において視聴占拠率をどのように活用すればいいかについて詳しく解説します。
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視聴占拠率とは?
視聴占拠率とは、テレビをつけている世帯の全体を100とした中で、どれくらいの世帯がその番組を見ているかを表した数値です。視聴占拠率は、番組の人気度を示す指標としても利用されています。特に放送前から話題に上るような人気番組においては、放送後に視聴率と合わせて、視聴占拠率を公表することがあります。
視聴占拠率と視聴率の違い
視聴占拠率は、視聴率とよく間違えやすい指標です。この2つの違いは、計測対象になります。
対象地域においてテレビを持っている世帯の数を母数とするのが視聴率です。視聴占拠率は、テレビをつけている世帯の数を母数としています。
例えば、視聴率20%の番組があるとします。この場合、テレビを持っている世帯全体を100としたら、20世帯がその番組を視聴していた、ということになります。 一方、その時間帯にテレビをつけていた世帯が40世帯だった場合、半数の世帯がその番組を視聴していたことになり、視聴占拠率は50%となります。テレビをつけていた世帯の半数が、その番組を視聴していたということがわかります。
視聴占拠率の算出方法
視聴占拠率は、以下の計算式で求められます。
世帯視聴率÷放送全体の視聴率例えば、ある時間帯において、世帯視聴率がA局は5%、B局は20%、C局は15%だった場合を考えてみましょう。これらを合算した40%の世帯が、テレビをつけていたということになります。
この場合の視聴占拠率は、以下になります。- A局 5%÷40%=12.5%
- B局 20%÷40%=50%/li>
- C局 15%÷40%=37.5%
B局にいたっては、テレビをつけていた人の半数がB局の番組を視聴していたということになります。
視聴占拠率をCM出稿に活かそう
視聴占拠率は、番組の人気度を把握するのに重要な指標です。自社のターゲット層に合った番組や時間帯でなければ、CM効果は薄れてしまいますので、視聴率と合わせて視聴占拠率を把握しておくといいでしょう。
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