この記事は 2015 年 10 月 20 日に Google Online Security Blog に投稿された記事「Behind the red warning: more info about online site safety」の翻訳です。
ウェブを閲覧していて、お気に入りのバンドの最新ニュースをチェックしようとしたときなどに、突然「アクセス先のサイトで不正なソフトウェアを検出しました」という赤い警告画面が表示されることがあります。こうした警告は最近登場したものではありません。Google セーフ ブラウジングでは 2006 年から、安全でないサイトへユーザーがアクセスしようとしたときにこのような警告を表示し、マルウェアへの感染やフィッシング攻撃など、安全でないサイトによって引き起こされる損害からユーザーを保護しています。しかし、特定のウェブサイトでなぜ警告が表示されたのかは必ずしも明確ではなかったうえ、ユーザーの皆様に詳細を十分にお伝えできていませんでした。
こうした警告をわかりやすくするために、透明性レポートに [サイト ステータス] を追加しました。次回セーフ ブラウジングの警告が表示された際は、ブロックされたウェブサイトを透明性レポートで検索することで、そのサイトに対して Google のシステムが警告を表示している理由を確認することができます。
透明性レポートの [サイト ステータス] は、これまでのセーフ ブラウジング診断ページに代わって提供されます。使いやすいインターフェースを備え、望ましくないソフトウェアをホストするサイトの詳細など、問題をわかりやすく説明します。このセクションを透明性レポートに追加することで、セーフ ブラウジングとその仕組みを理解するうえで必要な情報を透明性レポートの [セーフ ブラウジング] の 1 か所で確認できるようになりました。
お気に入りのウェブサイトが「危険」と表示される場合、その多くはユーザーのアップロードした不適切なコンテンツや、マルウェアへの一時的な感染が原因です。ウェブマスターによってウェブサイトの問題が解決されると、[サイト ステータス] は通常の状態に戻ります。このプロセスが迅速に行われるよう、問題に関する警告が Search Console を介してウェブマスターに自動的に送信されます。Google アナリティクスをお使いの皆様には、サイト上にマルウェアが検出された場合に Google アナリティクスでも通知します(ウェブマスターの方は、ウェブサイトからマルウェアを削除する方法をヘルプセンターでご確認ください)。
Google では、オンライン ユーザーの皆様の保護と情報の提供に努めております。透明性レポートに追加された [サイト ステータス] にアクセスして、ぜひ直接お試しください。