私がCopybloggerを始めてから7年になろうとしている。それだけでも私にとっては理解し難いことだが、私たちはここまでやって来たのだ…。
初日からそれはコンテンツに関することだった。ウェブページを埋める単なる言葉ではなく、注目を集め、トラフィックを増やし、ビジネスを築く価値のある情報だ。
しかし、Copybloggerが常に話題にしてきたもう一つのことがある。それは、コンテンツを作る人々だ。多くの場合、特に私たちにとって、それはライターを意味する。
ここ数年(特に2012年)、あなたはコンテンツマーケティングについて多く耳にしてきた。あまりにも多すぎると言う人もいるかもしれないが、残念ながらそれは無くなることはない。私たちは、単独の価値を持った戦略的なコンテンツが提供された後で、ストレート・ピッチや、巧妙なコマーシャルや、本筋とは関係のないウェブサイト・コピーに戻ることはない―インターネットの力を持った見込み客は、それを容認しないだろう。
一方、ブログ記事、ホワイトペーパー、ビデオスクリプト、インフォグラフィック・コピーを作る人々を褒めたたえることはあまりなかった。それは変わろうとしている。特にここで。
2013年は、インターネットに精通したライターの認知と運命の両方に転換を示すだろう。ライターがインターネットの主導権を握る理由は大きく3つある:
1. オンラインマーケティングはコンテンツによって動かされる
コンテンツマーケティングは専門用語でも一時的流行でもない。むしろ、人々はコンテンツが効果的なオンラインマーケティングの基本要素であることに気付き始めている。これはライターにとってとても良いニュースだ。
見込み客やクライアントとの直接的な関係を築くという魅力から、クリック報酬型戦略、ソーシャルメディアシェアリング、SEOまで、コンテンツは役に立つものである。
才能のあるコンテンツクリエイターの需要の増加は、ライターに対する報酬と敬意が増えることを意味する…あなたが市場における自分の価値を理解して主張する限り。心配しなくても、私たちは、あなたが自分好みの権利を主張するための賢いヒントを提供し続けていく。
2. Googleの著者情報(Authorship)がライターを引き上げる
Googleは、パンダおよびペンギンアップデートで、才能のあるライターをより重要にした。弱いコンテンツや“不自然な”リンクビルディングの代わりに、今、サイトは自然にリンクを引き付ける強いコンテンツを必要としている。
しかし、それはそこでは終わらない。今は、誰がコンテンツを作り、誰がリンクアウトするかが重要なのだ―だからGoogleは、Google+の著者情報プロフィールを介してあなたが誰であるかを知りたいのだ。Author Rankは、ハイパーリンクそのもの以来最大のSEOのためのアルゴリズムのシグナルになる可能性があると言われている。
説得力のない匿名コンテンツの時代は終わったのだ。さらに良いことに、証明された成功と強固なソーシャルファンを持ったロックスター・ライターが、最高の報酬とエクイティー・ポジションを意のままにする。
それについて考えてみるのだ。
3. Entreproducerとしてのライター
そして、その他のビジネスの世界が、優れたライターにどれほどの価値があるかに気が付き始めるかもしれない。実際、すでに多くのライターがそれに気が付いていて、自分が好きなことをすることで成功するために仕事、もしかするとクライアントさえも必要としないという事実について知っている。
オンラインコンテンツマーケティングブームは、大勢のライターが自分自身の運命をコントロールするように駆り立てる。単なる社内のスタッフまたはフリーランサーとしてだけでなく、コンサルティング企業やエージェンシーのオーナとして。
それにeブックとその他デジタル系における自己出版ブームを加え、ライターはまさに自分のやり方でやることができるのだ。中にはソフトウェア会社を始める人さえいるかもしれない。
2013年、あなたの活躍を期待している
ここCopybloggerでは、ついに残りの世界が、もっと重要なことには、あなたが、私たちに追いついたように感じている。
コンテンツはインターネットを機能させるが、ライターとその他のコンテンツクリエイターがいなければ、それは起こりえない。そのことを決して忘れることなく、コンテンツ駆動で収束メディアのこの素晴らしい新しい世界でいかにあなたに価値があるかを決して過小評価しないこと。
読者の皆さんの2013年の活躍を願っている。
この記事は、CopyBloggerに掲載された「2013: The Year of the Online Writer」を翻訳した内容です。
個人的に気になるのは、ネットが破壊したともいわれるライターの原稿料ですが、需要が増える分、多少は、特にスキルが高いライターの原稿料は上がっていくのでしょうか。是非そうあってほしいとも思いますが、企業の下請け仕事を受けている限りでは伸び白にも限界がありますし、ライターが逆にコンテンツマーケティングをパッケージにしたようなサービスを提供して仕事の幅を拡げていっても面白いと思うんですけどね。。。情報感度が高く、豊富な知識と人脈がある割には、既存の仕事の枠の概念に囚われて仕事の幅を拡げきれていないライターが意外と多いような気もします。偉そうでスミマセン。いや、これだけ優秀なんだからもっと報酬もらってよいはずなのにそうなっていない人が結構いる気がするだけです。金の亡者的視点で恐縮ですが。
記事の3番目に出ていたEntreproducerという言葉は、CopyBloggerが考えた起業家(entreprenuer)+プロデューサー(producer)を合わせて造語ですが、ライターにもそういった能力を発揮してもらい、ただの1ライターに終わらない(もちろん、その道を極める路線もありですけど)、コンテンツマーケティングブームを正しい道に導木、多くの成功事例を築いていってくれるようなアントレプロデュースできるライターの存在が待ち遠しいです。 — SEO Japan [G+]