Kairos3とは、営業のための商談を作るMA(マーケティング・オートメーション)ツールです。低コストながら、必要充分な機能を備えており、SFAツールのオプションも用意されています。
ここでは、Kairos3の特徴や機能について、詳しく解説していきます。
商談につながるお客様の抽出するMAツール
Kairos3とは、カイロスマーケティング株式会社が提供するMAツールです。正式名称は「カイロス スリー」なのですが、単に「カイロス」と呼ばれることもあるようです。
Kairos3は、直感的に使える操作性で、商談につながるお客様を抽出できることから、1,500アカウントを超える導入実績があります。月額15,000円から導入できるというハードルの低さも魅力でしょう。
また、オプションを追加することで、SFAの機能をプラスでき、外部のシステムと連携して情報の受け渡しを行う、APIの機能を持たせることも可能です。
Kairos3(カイロス スリー)の特徴
Kairos3にはどのような特徴があるのか、3つに絞って詳しくご紹介します。
シンプルなUIで操作しやすい
MAは、毎日のように利用するツールですから、使いやすいかどうかは気になる点です。Kairos3のユーザーインターフェースは見やすくシンプル。MAツールとして十分な機能を備えながら、初心者でも直感的に使うことができます。
マーケティングに注力したいが、専任スタッフを充てられない。十分なスキルを持つ人材を確保できない…。そうした企業にとっても、導入しやすい設計となっています。
営業とマーケティングが連動しやすい
Kairos3は、営業業務を効率化するSFAの思想を反映したMAツールになっています。マーケティングと営業は、ひとつながりで連動してこそ、ビジネスの成果につながるもの。オプション設定の「Kairos3 SFA」を組み合わせることで、リードの獲得から商談、成約まで、切れ目なくサポートすることが可能になります。
サポート体制が充実している
Kairos3は、サポート体制が充実しています。ツールの使い方や活用法を学べるヘルプページのほか、電話窓口や質問フォームが用意されており、専任スタッフによるアドバイスを受けることが可能です。
さらに、カイロスマーケティング社の経験事例をもとにしたオンラインセミナーが、定期的に無料で開催されています。
Kairos3(カイロス スリー)の主な機能
Kairos3の機能は、「データ管理機能」「分析・評価機能」「マーケティング機能」の大きく3つに分けられます。それぞれどのような機能なのか、ご紹介します。
データ管理機能
MAツールを導入したなら、さまざまな形で保存されているリード情報を整理し、MAツールで一元管理することが大切です。それを実現するために、Kairos3には多くのデータ管理機能が備わっています。
リード管理
リード管理とは、獲得したリード情報を管理する機能です。リードのセグメント分け、属性に応じたコンテンツの提供、リードの行動追跡など、マーケティング施策の基盤となる情報管理を行います。
名刺管理アプリ連携
企業名、役職、個人名が記載された名刺は、マーケティングにおいては、まさに宝の山。Kairos3は、名刺管理アプリとの連携も可能ですから、しっかり名刺情報を取り込んでおきましょう。マーケティングと営業が連携を密にし、眠っているリードを掘り起こせば、そこに多くの商機が生まれるかもしれません。
分析・評価機能
分析・評価機能は、各種のマーケティング施策の企画立案には、欠かせません。リードを属性によって分類したり、その行動から購買意欲を測定したり。また施策の結果を分析することで、どれほどの成果を上げられたのかを評価することも、マーケティング活動では大切なことです。
スコアリング
スコリングは、サイトを訪れたリードを追跡し、その行動によってスコアを加算していく機能です。サイトに何回訪れたか、どのページを閲覧したか、各ページでの滞在時間はどれほどか、e-bookのダウンロードや問い合わせフォームの利用はあったか。こうしたリードの動きを追跡し、数値化することで、購買意欲を探り、最適なコンテンツを提供していくというマーケティング活動が可能になります。
ホットリード抽出
スコアリングによって、購買意欲が十分に高まったと判定された「ホットリード」を自動抽出する機能です。ホットリードとして判定する条件はスコアリングとともに自由に設定でき、ホットリード判定したリードは、個別情報とともに営業担当者にメール通知します。
また、ホットリードの属性や流入経路、行動履歴を分析し、ホットリードになり得るリードがどこにいるか、どこからやって来るかを見きわめることもできます。
セグメンテーション
興味や関心、購買意欲の工程によって、リードを分類するセグメンテーションは、マーケティング施策の入口ともいえます。
Kairos3のセグメンテーション機能は、リードが持っている属性に加え、特定のウェブサイトページの閲覧や配信したメールへの反応、展示会やイベントでの反応など、動的な要素も加味して設定できます。そのため、購買意欲の高いリードには積極的なアプローチをかけ、休眠状態にあるリードには眠りを覚ます刺激を与えるなど、相手に合わせた施策を実行可能です。
マーケティング機能
マーケティング機能とは、実際のマーケティング施策の実行に関わる機能です。MAの機能の多くはここに分類されますが、その基礎となるのは、データの管理と分析・評価です。Kairos3には、多くのマーケティング機能が搭載されていますが、その一部をご紹介します。
メール配信
特にBtoBで役立つのが、メール配信機能です。Kairos3では、テンプレートのほか、効果の高かった過去のメールコンテンツを参考として、好反応が期待できるメールを編集することが可能です。
また、配信したメールに反応したリードのフォローや、段階的に送信するステップメール、開封率やクリック状況のリアルタイムでのレポート、複数の文面を使ったABテストなど、配信の効果を高める多くの機能が用意されています。
フォーム作成
各種の問い合わせやアンケートへの回答などは、リード情報を獲得できる大きなチャンスです。その窓口として不可欠の各種フォームも、Kairos3上で簡単に作成できます。マウス操作だけで、ほんの数分のうちに、スマートフォンにも対応したフォーム作成が可能です。
リードナーチャリング
リードの購買意欲を刺激し、商談・成約へと導く。そのためにはリードを知り、その興味や関心を惹くコンテンツを提供することが必須です。同時に、コンテンツの提供によってリードがどのようなアクションを起こしたのかを分析し、次の施策へとつなげていくことです。
Kairos3では、ウェブサイトへのアクセスやメールの反応のほか、展示会やイベントへの参加などのオフラインでの行動もナーチャリングのステップとして、継続的にリードをフォローしていきます。
シナリオ
リードの行動に合わせて、あらかじめ登録しておいたメールを自動的に送るのがシナリオ機能です。Kairos3ではオプションとして、別料金で設定されています。
シナリオ機能を使えば、フォームから登録したリードに返答を返したり、展示会やイベントへの参加者、欠席者に対するフォローメールを送ったりということを、自動で行えます。
Kairos3(カイロス スリー)の導入方法・利用料金
Kairos3の導入は、いたってシンプルです。製品サイトに用意されている問い合わせフォームに、必要事項を記入して送信するだけです。オプション機能であるシナリオ、SFA、APIは、この時点で一緒に申し込むことができますし、利用を開始してから追加することもできます。
申し込み登録が完了すると、1〜2営業日でアカウントが発行され、利用できるようになります。
料金設定は、初月のみ必要な初期費用が1万円、その先は月額1万5,000円から始められます。また、扱えるメールアドレスや送信可能なメール本数によって、料金設定が細分化されていることや、最短利用期間が6ヵ月であることもあり、あまり多くのコストを割けない中小企業にとって、導入しやすいMAツールといえます。
<Kairos3の利用料金>
月額費用 | 保有メールアドレス数 | 月間PV数 | 月間メール送信数 |
15,000円 | 〜100件 | 〜5,000pv | 〜1,500通 |
22,000円 | 〜1,000件 | 〜15,000pv | 〜15,000通 |
34,000円 | 〜3,000件 | 〜45,000pv | 〜45,000通 |
46,000円 | 〜10,000件 | 〜150,000pv | 〜150,000通 |
60,000円 | 〜15,000件 | 〜225,000pv | 〜225,000通 |
75,000円 | 〜20,000件 | 〜300,000pv | 〜300,000通 |
95,000円 | 〜30,000件 | 〜450,000pv | 〜450,000通 |
120,000円 | 〜50,000件 | 〜750,000pv | 〜750,000通 |
※すべて消費税別
※2021年8月時点
<オプションの料金設定>
- シナリオ:月額2万5,000円
- SFA:月額2万5,000円
- API:月額2万5,000円
※すべて消費税別
※2021年8月時点
導入コストのハードルが低いMAツール
必要充分な機能を備え、マーケティングの初心者でも使いやすく、しかも導入コストが安い。こうした特性を持つKairos3は、中小規模の企業を中心に活用される場を広げています。
MAを導入したいが、コストや人材の点での負担が大きく、決心がつかない…。そうした企業にとっては、まさにぴったりなMAツールでしょう。
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