数か月前に新しい Search Console をリリースしましたが、その後も機能の拡充を続けています。ここでは、その最新の状況についてお知らせします。
「URL 検査」ツール
Search Console に関するご要望で最も多かったものの 1 つが、「Google 検索が特定の URL をどう認識しているのか、もっと詳しく知りたい」というものでした。こうした声にお応えし、Google 検索をより透明性の高いものにするため、本日新しいツール「URL 検査」のリリースを開始いたしました。URL 検査ツールを使用すると、各ページのクロール、インデックス登録、検索結果の配信に関する詳細情報を Google のインデックスから直接入手できます。
所有するページの URL を入力すると、最終クロール日とそのステータス、クロールやインデックス登録のエラー、そのページの正規 URL などがわかります。ページが正常にインデックス登録されていれば、ページ内で検出された拡張機能(リンクされている AMP バージョン、レシピや求人のリッチリザルトなど)の情報やステータスもわかります。
ページがインデックス登録されていない場合は、その理由を調べることができます。新しいレポートには、ページの noindex robots メタタグと Google の正規 URL に関する情報が追加されています。
ワンクリックで同じ問題が発生しているページの一覧が開きますので、問題を分析して、修正するのに役立ちます。
新しい URL 検査ツールが、Google インデックス内の新規ページや既存のページの問題解決に役立つことを願っております。本日より順次リリースを開始し、数週間以内にはすべての方にご利用いただけるようにする予定です。
その他の変更点
URL 検査ツールのほかにも、Search Console に新しい機能やレポートを追加しています。
- 16 か月分のトラフィック データ: Search Analytics API(英語) では、検索パフォーマンス レポートと同様に 16 か月分のデータを取得できるようになりました。
- レシピレポート: レシピ リッチリザルトの構造化データの問題解決に役立つレシピレポートを追加しました。タスクベースのインターフェースで修正をテストして検証できるほか、その進捗状況についてメッセージでお知らせします。
- 検索アナリティクスに「検索での見え方」のフィルタを追加: 検索パフォーマンス レポートの結果を、新たな「検索での見え方」(Web Light、Google Play Instant(英語) など)で絞り込めるようになりました。
フィードバックをありがとうございます
Google では、皆様からお寄せいただいたフィードバック、アンケートの回答、使用統計情報などに常に注意を払い、Search Console の改善に役立てています。インデックス カバレッジ レポートや AMP レポートの新しい問題検証フローも多くの方にご利用いただいていており、これまでより迅速に問題を修正できているように思います。また、メールや [検証の詳細] ページによる検証プロセスの改善も高く評価いただき、チーム一同大変喜んでおります。
こうしたフローの改善やバグの修正には、皆様からのご意見、ご要望が欠かせません。フィードバックをお寄せいただいたすべての方に感謝いたします。
今後の展開
新しい Search Console はまだベータ版ですが、毎月のように機能やレポートを追加しています。さまざまなフィードバック方法を用意しておりますので、今後もご意見、ご要望などございましたらぜひお知らせください。