いえらぶGROUPは8月19日、不動産業務の総合支援SaaS「いえらぶCLOUD」において、リクルート運営の不動産ポータルサイト「SUUMO」への売買物件の多棟連動を開始したと発表した。
いえらぶCLOUDは、物件情報や広告の管理をはじめ、チラシや書類の作成から業務分析まで一気通貫で行えるという不動産業務向けクラウドサービス。
不動産会社が不動産ポータルサイトに物件を掲載する際、各媒体の広告掲載ルールに従ってそれぞれの管理画面で情報を入力する必要があることから、いえらぶCLOUDでは、一度入力した物件情報を一括で複数の媒体に連動させる「物件連動」機能を採用している。
また1つの区画に含まれる複数の売買物件・土地を多棟現場としていえらぶCLOUDに登録しておくと、不動産ポータルサイトに対してワンクリックで多棟物件として掲載できるほか、売買物件の多棟連動が可能になる。
いえらぶCLOUDの物件連動機能は30以上の不動産ポータルサイトに対応しており、SUUMOにおいても利用したいというニーズの高まりを受けたことから、今回のリリースに至ったという。
いえらぶCLOUDの物件連動機能は、データベース内の全国の物件から公開情報を検索して物件情報を入力する「らくらく物件入力」、各ポータルサイトの仕様に合わせたコメントをAIが自動入力する「コメント自動生成機能」、AI画像認識により物件画像を自動でカテゴリー分けする「AI画像カテゴリ判定」などを利用できるという。
さらに、各ポータルサイトの広告掲載ルールや、不動産公正取引協議会連合会の定める「不動産の表示に関する公正競争規約」(不動産広告のルール)、「不動産業における景品類の提供に関する公正競争規約」に準拠した広告掲載ができているかを自動でチェック可能としている。
いえらぶGROUPは「ITを使って不動産会社の業務を効率化する」「誰もが快適に住まいを探せる環境をつくる」という使命のもと、2008年に設立した不動産×ITサービスの運営会社。いえらぶCLOUDは1万2000社以上の不動産会社が利用しているという。また、近年深刻化する「空き家問題」に取り組むメディアの運営や、「おとり広告」を未然に防ぐ独自機能の開発などを通して、住まい探しをサポートしている。