人々が何を見ているかまでGoogleは知りたい。
本日、EyefluenceはGoogleに買収されたことを発表した。2013年に創業したアイトラッキングによるインターフェイスを開発するEyefluenceはIntel Capital、Jazz Venture Partners、Motorola Solutions Venture Capital、NHN Investmentから2160万ドルを調達している。買収額などの詳細は公開されていない。
Eyefluenceは、 ブログ記事で静かに買収について発表した。Mattermarkが最初に報じている。
EyefluenceのチームはGoogleに参加することになりました。本日、このことをお伝えできて嬉しく思います。私たちが力を合わせることで、目線によるインタラクション技術を高め、人々の潜在能力と共感する力をさらに大きく発展させることが可能になります。現状を大きく変えるイノベーションに共に取り組めることを嬉しく思います。
Googleは仮想現実プラットフォームDaydreamとDaydream Viewヘッドセットを来月ローンチする予定で、同社の次世代型ヘッドセットへの注目が集まっている。
アイトラッキングは、仮想現実ヘッドセットの未来を作るとても重要なテクノロジーだ。この分野のSMIやTobiiといった競合他社はインターフェイス上でユーザーの意図を示す方法として目線を取り入れる開発を進めてきたが、Eyefluenceはメニューの操作や選択を完全に目のジェスチャーだけで行う技術を開発してきた。
Eyefluenceの技術で、仮想現実用ヘッドマウントディスプレイや拡張現実用の眼鏡を装着するユーザーは、目線をマウスの代わりにして、目の動きだけで項目を選択できるようになる。またアイトラッキングは、画像密度の高いディスプレイにおいてユーザーの焦点が合っている場所に基づき、低解像度で表示する領域を決めるFoveated Rendering(中心窩適応レンダリング)といった技術的なユースケースでも用いられる。
この分野の競合にはFoveがいる。Foveのアイトラッキングセンサーを搭載したVRヘッドセットは来月初旬から事前注文を受け付ける予定だ。
近くでEyefluenceの卓越した技術を見た人なら、今回の買収にはあまり驚かなかったかもしれない。私は先月のDisrupt SFで、EyefluenceのCEOであるJim Marrgraffに人とコンピューターのインタラクションの未来について話を聞いた。その時の様子がこちらだ。彼は大胆なアイディアを話していた。
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(翻訳:Nozomi Okuma /Website)