訪問・施工スケジュールをスマホで、請求・入金処理も可能な造園業向けクラウドシステム

ファボックは3月25日、造園業向けの業務管理システム「造園クラウド」を2020年4月1日から販売開始することを明らかにした。

同社は各業種別にカスタマイズされたクラウドサービスを開発・運用している企業。これまで、学習塾の業務管理や座席票、月謝管理、入退室通知システムのほか、家事代行やハウスクリーニングなどのサービスに向けた業務管理システムなどを開発してきた。

「造園クラウド」では、顧客、現場、受注、訪問・施工、職人・スタッフ、スケジュールなどの管理業務のほか、見積書や請求書の作成といった、造園業の運営に必要な機能を一元管理できるのが特徴だ。

新規の問い合せ登録から、見積書の作成、受注登録、請求書の作成などの一連の管理業務を一気通貫で処理できる、職人の管理については、造園技能士、造園施工管理技士、樹木医・樹木医補、エクステリアプランナー、土木施工管理技士、園芸装飾技能士、街路樹剪定士、グリーンアドバイザー、運転免許といった資格、剪定・整枝、芝張り、玉掛、フォークリフト、害虫駆除などの経験・スキルなどの管理も可能で、どの現場にどの職人を割り当てるかを細かく設定できる。

さらに、受注や手配、問い合わせ、クレームなどの情報は滞納状況が数字に表示されるため、クレーム処理など特に重要な案件を見逃すことなく処理可能だ。

職人側ではスマートフォンに最適化された画面(マイページ)で、現場の情報や施工内容を確認できる。広義では造園業も建設業の一種。これまで紙やFAX、電話というアナログな環境で管理・運用されてきた業務を、クラウドに一元化する流れがここにもやってきた。