モーションセンサーやLEDパネルで遊べるKanoのプログラミング教材

著者注 :著者のAbel OwenはIngridの9歳の息子だ。記事は主に彼の言葉によるもので、Ingridはそれを少しばかり素早く入力する手伝いをしただけである。

僕はいつもコンピューターとインターネットを使っていて、本当にそれらが大好きだ。それらは現代生活の重要な部分を占めている。そして、それらがどのように働くかを知ることはかなりクールなことだ。なのでお母さん(Ingrid)が僕にKanoプロダクトのレビューを手伝って欲しいと言って来たときには「もちろん!すぐやろうよ!」と叫んだ。

知らない人たちのために説明しておくと、Kanoは、子どもたち(やその他の人たち)のためのインタラクティブなコーディングデバイスを提供している会社だ。そのデバイスを使って、テクノロジーや、コンピュータやその他の電子デバイスの仕組みを学ぶことができる。ここ数週間の間、僕はPixel KitとMotion Sensor Kitという名前の、2種類のKanoデバイスを試していた。

まず、7月に発売されたハンドヘルドLEDライトボードのPixel Kitを使い始めた。

実際のマシンを使い、コーディングでそれを制御したので、とてもエキサイティングだった。箱の中に入った部品として提供されているのも気に入った。それを使うためには組み立てをしなければならないからだ。これは僕とお父さんがSnap Circuitsと呼ばれるもので遊んだ経験を思い出させた。

部品を組み立て終わったら、Kanoアプリを使ってコンピュータにリンクする。アカウントを作成すると、キットとコンピュータが接続される。

僕は以前Scratchを学校で使っていた。これは小さなスクリーン上で、テレビゲームをコーディングして作成することができるものだ。今回のキットはそれよりも少しクールなものだ、なぜならPixelキットでは、Pixelの128個のLEDライトを実際に制御するプログラム(Kano独自のコーディングブロックまたはJavaScriptのいずれかで記述)を作成することができるのだ。僕は音に反応するライトショーを作成するのが楽しめた:手を叩いたり、大きな音に反応してライトが光るのだ。それらはとても「素晴らしい」(お母さんが「クール」とばかり書かない方が言ったので)ものだった。

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僕はKanoの指示に従って、ゲームを作ってみた。1つは、財宝を探すヒーローものだ。主人公を財宝に向かって導かなければならない。

また加速度計も用意されていて、それを使って(手の中に収まる)Pixel Kitを傾けることでライトを動かすゲームを作ることができた。Kanoには、習得するタスクのシナリオが用意されていて、やり方を学ぶのに役立つ。僕は今では指示なしでも、Pixel向けの簡単な独自ゲームを作ることができると思う。

この数週間後、KanoコレクションにMotion Sensor Kitを追加した。これもKanoアプリで動作する、小さなジェスチャーコントローラーだ。

これを使うためにPixel Kitを使用する必要はない。Pixelと同様に、Kanoアプリでスクリプトを作成する。Motion Sensorを使用すると、これらのスクリプトを使って、モーションセンサー上で手を振ったときにアプリが動きに反応するようにできる。

僕が作ったスクリプトの1つは 「ギター演奏」だった。モーションセンサーの上でギターをかき鳴らすように手を振ると、アプリの画面ではギターの弦が動き、動きに合わせて音が出るようにできた。

あるいは動きに反応する小さな画像を作成することもできる。例えば回転する亀や、上下に移動するヘビなどだ。そして、他にはこのようなものも:

Pixelの場合と同様に、ゲームを作ることもできる。僕が好きだったのは「ポン」で、僕の手を卓球用のパドルにすることができ、コンピュータで遊ぶことができた。

お母さんは両方について気に入らなかった点も話して欲しいと言う。Pixel Kitを改善するなら、より出来ることの幅が広がると良いと思う。そして自分の作品を3つより多くPixel Kitに保存できると良い。そうすればもっとエキサイティングになるだろう。

そして子供が扱うことを考えると、それはやや壊れやすいものだった。ある日には、バッテリーがただ「脳」から切り離されてしまった(僕たちはそれを再び接着しなければならなかった)。そして、電池を接着し直そうとしている時に、お母さんが電源ボタンを壊してしまい、それもまた接着しなければならなくなった。

(注:これはおそらくKanoというよりも私たちの問題かもしれない。また、Macではなく、iPad用のKanoアプリや、家族が使用するGoogle Chromebook Pixelを手に入れることができることも良いことだろう。Kano製品はWindowsコンピューターや以前にリリースされたKano Computer Kitでも動作する)。

Motion Sensorはより頑丈だったが、お母さんのMacに繋がれていなかったらもっと良かったと思う。

Motion Sensor Kitは29.99ドル/29.99ポンドで販売されていて、Pixel Kitは79.99ドル/74.99ポンドだ。

どちらもKanoストアを通じて直接購入することができる。米国では、Amazon.com、Barnes&Noble、Toys R Us、ThinkGeek、Gamestopから買うこともできる。カナダではIndigo、Toys R Us、そしてThe Sourceで購入できる。英国ではamazon.co.ukで購入することもできる。

Alex Klein、Yonatan Raz-Fridman、Saul Kleinが共同創業したKanoは、これまでに1900万ドルの資金を調達している。その中には口コミで広がったKickstarterキャンペーンによる調達と、その後のより正式なベンチャーラウンドで調達された1500万ドルが含まれている。投資家として、Jim Breyer、Marc Benioff、Martin Sorrell、Index Ventures、James Higa、 Troy CarterそしてShana Fisherなどが名を連ねている。

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(翻訳:Sako)