東日本電信電話(NTT東日本)は3月24日、Microsoft TeamsをインストールしているPCやスマートフォンを利用し、オフィス(固定電話)の電話番号で発着信が行えるサービス「ひかりクラウド電話 for Microsoft Teams」を4月26日から提供すると発表した。提供エリアは、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県。月額利用料は税込1430円/番号から(基本工事費などの初期費用が別途かかる)。通話料に関しては、ひかり電話オフィスA(エース)と同等。
また同サービスの利用には、Office 365またはMicrosoft 365の契約(E1、E3、E5のいずれかのライセンス)、マイクロソフトがTeams向けに提供している「Phone System(電話システム)」または「Microsoft365 Business Voice」が必要。またフレッツ 光ネクスト、ひかり電話オフィスAの契約も行う必要がある。
NTT東日本は、ひかりクラウド電話 for Microsoft Teamsでは、オフィスに着信していた電話をTeamsで受けることが可能となるため、オフィスへの着信対応のため出社する必要などがなくなるとしている。オフィスへの着信をどこでも受けられるため、BCP(事業継続計画)対策にも役立つという。
また、従業員ひとりひとりが電話番号を保有することで、電話の取り次ぎにかかる手間を削減可能。Teamsで電話をかけると、相手先にオフィスで契約している番号が通知されるため、従業員の個人的な電話番号の漏洩も防げる。
このほか、日々の業務における電話・チャット・ウェブ会議などの多様なコミュニケーションツールやデバイスを「Microsoft Teams」を導入したPCやスマートフォンに統合可能としている。
なお、Teamsに設定した固定電話番号はビジネスフォンでは利用できない。現在利用中のオフィスの電話番号を同サービスに移行するか、新たに固定電話番号の取得する必要がある。
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