AdWords 広告の表示形式 “また” テスト中

先月スマートフォン向けの広告表示が新しくなったばっかりですが、それに味をしめて PC の AdWords 広告も同じように、白の背景で『Ad』のアイコンだけに変更になるようです。

PCのアドワーズ広告も白の背景で『Ad』のアイコンだけに変更

そりゃ、背景が白でオーガニックと似たような表示形式になれば、クリック率もあがるわな(それに伴いGoogleの収益もUP)という感じですが、広告を出す側の立場からしてみれば、嬉しい限りかではないかなと…

その他、新しい広告表示オプションもベータテスト中

その他、下記のような検索ボックスが表示される広告表示オプションも海外では報告されております。

検索ボックスが表示される広告表示オプション

つい先日、広告ランクの計算にて、今後は広告表示オプションも考慮されるようになりますという報告があったばかりですが、バリエーションが増えることで、その差別化も更に加速するのかもしれません。

ご報告

数カ月前より、11月より認定資格が新しく AdWords 認定パートナーとして生まれ変わるというアナウンスがありましたが、弊社も一応その基準をクリア出来たみたいです。

AdWords 認定パートナー

今までの AdWords 認定資格が乱立していたので、リニューアルしてより厳しい基準をということでしたが、多少のプロフィールの追加と、ベストプラクティスの基準値をクリアしないといけない(管理しているアカウントに対する、機能の導入や顧客満足度の維持)のはあるのですが、今までとそれほど変わってないんじゃないかなという印象があります。

よっぽどマジメにやってない場合は、そのへんが壁になるのかな?

とりあえず、右メニューにあるバッジも新しいのに変更しておきました。

AdWords 管理画面にて、グラフのインターバルを変更可能に

AdWords 管理画面のグラフにて、今までは日別の間隔しか表示できませんでしたが、週別・月別・四半期別も選択して表示できるようになりましたという発表が AdWords チームの Google+ (英語) でありました。

日別・週別・月別・四半期別のグラフ選択

下記イメージのように、特に長期間を選択した時にグラフのトレンドが今まで以上に見やすくなると思います。

日別・週別グラフの比較

マイナーチェンジですが、良いですよね♪

Google Screensharing – スクリーンシェアによるカスタマーサポート

海外の AdWords Forum (英語)での Google 社員の方によるポスティング情報ですが、Google Screensharing と呼ばれる、スクリーンシェアによるカスタマーサポートが開始されるようです。

日本語のヘルプも整っているので、日本でも実施されるということでしょう。

電話サポートの際に、スタッフから画面共有の招待状が送られて来るそうです。

Google Screensharing

Google ハングアウトか、デスクトップを共有(複数ディスプレイを利用中であれば、シェアするディスプレイを選択)を選択することができます。

※ Google 側で可能な操作は画面の参照のみであり、お客様のパソコンにアクセスすることはありませんとのことです。

サポートを強化するというのが目的ですが、なかなか素晴らしいのではないでしょうか…

品質スコアの履歴を AdWords Script を使って管理する方法

品質スコアを最適化するために広告文を変更したりすることはあっても、その前と後の変化をデータを取って検証している人は意外と少ないですし、『品質スコアの履歴があったら良いけど、マニュアルで管理するのも面倒だな〜』と思っている方もいると思います。

そんな時に、AdWords Script を使って品質スコアの履歴を管理することができます。【参照: PPC Hero(英語)

手順

①. まずは下準備ですが、AdWords にログインした状態で、こちらのスプレッドシートを開き、ご自身のGoogle Drive などに保存します。

②. あらかじめ、Campaign(キャンペーン)AdGroup(グループ)Keyword(キーワード) の項目に、ご自身で運営している項目をそれぞれ反映させておきます。

③. 次に、AdWords アカウントにあるスクリプトを作成の画面に移ります。

スクリプトを作成

④. そこに、下記にあるスクリプトを貼り付けます。【参照: PPC Epiphany(英語)

var spreadsheet_url = “INSERT_SPREADSHEET_URL_HERE”;
var email_address = “YOUR_EMAIL_HERE”;

function main() {
var matches = new RegExp(‘key=([^&#]*)’).exec(spreadsheet_url);
if (!matches || !matches[1]) throw ‘Invalid spreadsheet URL: ‘ + spreadsheetUrl;
var spreadsheetId = matches[1];
var spreadsheet = SpreadsheetApp.openById(spreadsheetId);
var sheet = spreadsheet.getSheetByName(‘Input Keywords’);
var sheet_values = sheet.getDataRange().getValues();
var result_range = new Array(); // holds the results to write back
var alert_text = new Array();
var history = new Array();
var currentTime = new Date();
var today = (currentTime.getMonth() + 1) + “/” + currentTime.getDate() + “/” + currentTime.getFullYear();

for(i = 1; i < sheet_values.length; i++){
// make sure there is actually some data here
if(sheet_values[i][0] == "") continue;
result_range[i] = [today, 0];
var campaign_name = sheet_values[i][0];
var adgroup_name = sheet_values[i][1];
// remove single quotes at the beginning of the keyword (Excel sometimes adds them in front of modified broad matches, like: '+keyword)
var keyword_text = sheet_values[i][2].replace(/^[']+/g, "");
var latest_check = sheet_values[i][3];
var old_quality_score = sheet_values[i][4];

var keywordIterator = AdWordsApp.keywords()
.withCondition("CampaignName = '" + campaign_name + "'")
.withCondition("AdGroupName = '" + adgroup_name + "'")
// this won't let us filter for phrase or exact matches so we have to remove brackets and quotation marks (broad match modifiers are fine)
.withCondition("Text = \"" + keyword_text.replace(/[\[\]\"]/g, "") + "\"")
.get();
while(keywordIterator.hasNext()){
var keyword = keywordIterator.next();
// since we couldn't filter phrase or exact matches directly, we have to make sure that this is the right keyword
if(keyword.getText() == keyword_text){
var current_quality_score = keyword.getQualityScore();
// save quality score for results
result_range[i][1] = current_quality_score;
// for the history we also note the change or whether this keyword is new
if(old_quality_score > 0) var change = current_quality_score – old_quality_score;
else var change = “NEW”;
var row = [today, campaign_name, adgroup_name, keyword_text, current_quality_score, change];
history.push(row);
// if we have a previously tracked quality score and it’s different from the current one, we make a note to log it and send it via email later
if(old_quality_score > 0 && current_quality_score != old_quality_score){
alert_text.push(current_quality_score + “\t” + old_quality_score + “\t” + change + “\t” + latest_check + “\t” + keyword_text);
}
// we’ve found the keyword we were looking for so we look no further
break;
}
}
}
// write results to spreadsheet
result_range.splice(0,1);
sheet.getRange(2, 4, result_range.length, 2).setValues(result_range);
// write history to spreadsheet
var history_sheet = spreadsheet.getSheetByName(‘QS history’);
history_sheet.getRange(history_sheet.getLastRow()+1, 1, history.length, 6).setValues(history);
// if we’ve made notes for alerts then we send them via email
if(alert_text.length){
var message = “The following quality score changes were discovered:\nNew\tOld\tChange\tPreviously checked\tKeyword\n”;
for(i = 0; i < alert_text.length; i++) message += alert_text[i] + "\n";
// also include a link to the spreadsheet
message += "\n" + "Settings and complete history are available at " + spreadsheet_url;
// if we have an email address we send out a notification
if(email_address && email_address != "YOUR_EMAIL_HERE"){
MailApp.sendEmail(email_address, "AdWords quality score changes detected", message);
}
// log the message
Logger.log(message);
}
}

INSERT_SPREADSHEET_URL_HERE の部分に、先ほど保存したスプレッドシートの URL を入力します。(必要に応じて、YOUR_EMAIL_HERE の部分に、メールアドレスも入力します。)

⑤. スクリプトを実行することで、それぞれの品質スコアをスプレッドシートに反映することができます。

品質スコアの履歴

⑥. あとは、AdWords アカウントより実行の頻度を決めたり、それをメールで配信することも可能ですし、それらのデータを加工することでアカウント全体の品質スコアをみながら最適化していくことも可能です。

AdWords Script に関しては、他にもキーワードや広告の管理にもいろいろ使用出来ると思うので、そのあたり今後いくつかご紹介していけたら良いなと思っています。

エンハンストキャンペーンに対し批判が殺到中?

先日もお伝えしたエンハンストキャンペーンですが、日本ではまだそれほど騒がれていないものの、海外では既にいろんな意見が飛び交っています。

意見を簡単にまとめると、スマホ専用キャンペーンが作成できなくなる(PC用のキャンペーンの中で運用する) ことに対して、簡素化されて使いやすくなるという Google 側の主張とは裏腹に、『コントロールと透明性を失うのはどうか』という意見が多い気がします。

『スマホ用広告を強制されているようで嫌』という意見も見受けられました。それから『ただの金儲けに走ってる』という意見もあります。

このアップデートで、何らかの作業が発生することに対して、『面倒かも…』と感じることが批判につながっているケースも有ると思います。

その反面、サイトリンクをリンク別に分析できる機能や、サイトリンクを含む拡張広告をグループレベルで管理できる機能などに関しては、一定の評価がなされていた印象です。

まとめ

新しいことをやろうとすると、ある一定の層から必ず批判は出てくるものです。(日本ではまだ批判どころか、それ自体がそれほど騒がれてもいないような気がしますが、かなり大きなアップデートなので、注目してね。)

個人的には、一人だけそうなるのならまだしも、世界中のAdWordsユーザーがそうなるんだから、まあ何とか対応できるんじゃないかと楽観視していますが、みなさんは準備できていますか?

エンハンストキャンペーン(AdWords公式ブログ)

まだ約半年の猶予期間があるとはいえ、スマホ専用のキャンペーンをはじめている人は最低限、PC とスマホ広告でのデータにどれだけの差があるのか、把握だけでもしておいたほうが良いと思います。

エンハンストキャンペーン導入に伴い、品質スコアはどうなるの?

AdWords のエンハンストキャンペーンに関しては、かなり大きなニュースなので、いろんなところで目にしている方も少なくないと思います。

何のことか分からない方は、下記のサイトをみて頂ければ良いかと思いますが、簡単に説明するとデバイスやタイミングが多様化してきたので、それにあわせたマーケティングを簡単にできるような管理画面やキャンペーン管理を変更しちゃおうということだそうです。

具体的に、今後はPCとスマホを同じキャンペーンで運用することになります。(移行期間はありますが、最終的には強制的にその方向になるようです。)

細かい話をしだすと膨大な量になりますし、現段階では Google からの資料を見て頂ければ十分だと思うのですが、今回はこのブログで期待されている項目だけにフォーカスして、お届けします。

品質スコアの管理はどうするの?

このブログの人気記事をみていると、いまだに品質スコアに関することが多いので、エンハンストキャンペーン導入に伴い、品質スコアがどう影響するのかということを、英語の参考資料を元に書きたいと思います。

まず大枠の話だけをすると、品質スコアの履歴に関して、キーワード・広告・ランディングに変更がない限り、今回のアップデートによる影響はありませんということです。

ただし、PCとスマホのキャンペーンが結合されるので、それに関する細かい部分は以下です。

PCのみキャンペーン

PCのキャンペーンに関する品質スコアの履歴は、そのまま継続で持ち越されます。ただし、アップグレード後に、他のディバイスに関する品質スコアの履歴も、そのディバイスで広告が表示される範囲内で加味されていきます。

スマホのみのキャンペーンを停止した後

PCとスマホのキャンペーンが結合されるので、必然的にスマホのみのキャンペーンは停止することになるのですが、それまでのスマホに関する品質スコアの履歴は、PCのキャンペーンへと移行されるときに、キーワード・広告・ランディングに変更がない限りそのまま引き継がれます。

これは、スマホの広告を別のアカウントで運営していた場合でも、同じ事です。

※ ただし、PCとスマホの品質スコアは表面上は結合されても、実際に使用される品質スコアは、それぞれのディバイスで広告が表示されるときに、それぞれの品質スコアが使われることになります。

スマホのキャンペーンで、PCとは異なるスマホ専用の広告文を使用していた場合

アップグレードの際に、スマホ専用の広告として継続され、その品質スコアの履歴もそのまま引き継がれます。

まとめ

上でも少し触れましたが、PCとスマホのキャンペーンが結合されることによって、管理画面上では品質スコアも結合されます。

ただし、それぞれのディバイスで個別に品質スコアをもっており、実際に使用される品質スコアは、それぞれのディバイスで広告が表示されるときに、それぞれの品質スコアが使われることになります。

管理画面上で表示される1〜10段階の品質スコアは、全てのディバイスの平均(どのディバイスでより多く広告が表示されたかのウェイトを考慮された上での平均)ということになります。

※ 品質スコアに限っては、全てのディバイスの平均でしか知ることができませんが、クリック率や平均順位など、他の指標に関しては、ディバイス別に分析することが可能です。

商品リスト広告(PLA)の調子が良い模様…

海外の広告代理店である Marin Software の発表 で、商品リスト広告(Product Listing Ads: PLA)の調子が良いという発表がありましたので、このブログで日本のみなさんにもシェアしたいと思います。

ちなみに、商品リスト広告(Product Listing Ads: PLA)のことが何なのか分からない方は、下記を参考にしてください。

2012 年と比較すると、クリック数も表示回数も、かなりの伸びがあるようです。

商品リスト広告の表示回数とクリックの増加

主なデータをまとめると、

  • 600%の増加: 商品リスト広告で使用する広告費が、2012年の第4四半期だけで600%増加(10月の0.36%から12月には2.5%に増加)
  • 210%の増加: 商品リスト広告のクリック数が全体の割合で、2012年の1年だけで210%増加(1月の2.1%から12月には6.6%に増加)クライアントによっては、全体のクリック数の3割が商品リスト広告のクリックというケースもあり
  • 60%の増加: 商品リスト広告の表示全体の割合で、2012年の第4四半期だけで60%増加(9月の3.9%から12月には6.1%に増加)

コンバージョンについてのデータは開示されていませんでしたが、クリックの増加に伴い増加しているという報告があります。

更には、今後は更にこの数字は増えるという予測も…

最近では日本でも、成功事例をよく耳にするようになりましたが、まだまだあまり広く使用されていない機能だと思います。

ただ、商品を調べる用途の検索キーワード・EC サイト・画像をみて商品申込みに繋がる商材など、その導入に適した商材とそうでないものもありますので、ご注意ください。(実際にそのキーワードで検索してみて、商品リスト広告が出てくるならやった方が良いかも。)

動く AdSense 広告をテスト中

英語圏での話ですが、動く AdSense 広告をテスト中という報告がありました。

広告のタイトルだけが表示されて、マウスオーバーすると説明文と URL が表示されるという、思い切った広告スタイルです。

百聞は一見にしかず…

先日、矢印が追加されたばっかりなのに、いろいろチャレンジしてますよね〜

追記

パシのSEOブログの竹内潤平さんから、日本でもこの広告をみたというツイートがありました。

竹内さん、ご報告ありがとうございました。