Lyftが空港での客待ち改善に「タクシー行列」を復活

ライドシェアリング会社と空港の間には、常に難しい関係がある。UberやLyftに乗ろうとする客は、駐車場歩き、間に合わせの掲示に従ってどこかの乗車位置を探さなくてはならない。一方そこには慌ただしい空港で客の到着を待つ車があふれている。

Lyftは、乗客とドライバーを引き合わせる新しい方法をサンディエゴ空港で試行している。これはLyftの行列だが、相乗りサービスではなく実質的にはタクシーの待ち行列だ。

決められたドライバーを探す代わりに、Lyftを利用しようとする乗客は、空港の物理的な待ち行列に並びドライバーとリアルタイムでマッチングされる。行列の先頭にきたらドライバーに4桁の数字を見せれば、乗客とドライバーがマッチングされてすべてが動き出す。

ありとあらゆる新しいことを試してきた会社が、昔のやり方に落ち着くのはちょっとおかしいが、実際これは誰もが同じ場所から乗ろうとするレアなケースであり、複数の場所でピックアップすればすべてが遅くなり、遅刻したり場所を間違える乗客を待つLyftドライバーが立ち往生するなど、交通整理が困難になる。

これに、タクシー会社がLyftとUberに楽をさせないために空港に圧力をかけ、ピックアップ場所を遠くに追いやってきた事実を考え合わせると、関係者全員が楽できるうまい方法かもしれない。

これはライドシェアリング利用者にとって普段とは少し違うやり方なので、Lyftはサンディエゴ空港第2ターミナルに社員を派遣して乗客を待機場所まで連れて行く予定だ。スタートは5月半ばなので、果たしてこれがうまくいくか、他の空港にも適用されるのかはまだ判断できない。しかし、LyftとUberには、みんなが楽になる方法を発見してくれることを期待したい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook