中国のインターネットテクノロジーの巨人百度(Baidu)は、2021年までに自動運転車の量産ビジネスに入ることを予定している。製造を担う中国の自動車メーカーである北汽(BAIC)グループとの提携によって実現を目指す。北汽グループは、百度が進めるApollo自動運転プログラムの数多いパートナーの1つである。同社のアナウンスによれば、オープンプラットフォームを利用して2019年までにはレベル3の自動運転機能をもつ車を生産し、2021年迄には完全自動運転のレベル4に移行する予定だ。
百度は、サイバーセキュリティ、画像認識、そして自動運転技術だけでなく、仮想アシスタント機能を提供するDuerOSも供給する。そして北汽はそれらのテクノロジーを自身の車両に組み込むのだ。両社は2019 年までに、100万台以上の北汽製の車が百度のネットワーキングテクノロジーを搭載することを予定している。そして、両社は共同でプロダクトならびにサービスに対する自動車向けクラウドサービスも構築する予定だ。そこではクラウドソースを用いた交通情報なども利用される。
先月にはGMが、子会社のCruise Automationを使って、自動運転車の量産を始めるとアナウンスしたばかりだ。GMの量産自動運転車はBoltプラットフォームに基いたものだが、量産に向けてデザインされた、より多くの統合された自動運転向けセンサーとコンピューティングテクノロジーが搭載されている。
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(翻訳:Sako)