紙に描いた絵をインタフェイスのデモに変換するPOPがYouTubeのファウンダの会社AVOSの傘下に

【抄訳】

POPは、デベロッパが紙に描いたスケッチをアプリケーションのプロトタイプにする。ここがこのたび、YouTubeの協同ファウンダChad HurleyとSteve Chenが率いるインターネット企業AVOSの傘下に入る。11月にPOP(Prototyping On Paper,紙の上でプロトタイピング)がローンチしたときは、その簡単で使いやすい仕組みが人気を呼び、テク系デザイン系の両方のブログで騒がれた。POPでデベロッパがやることといえば、ユーザインタフェイスを紙に描き、そのスケッチを写真に撮り、それを画面上でタップできるデモに換える、それだけだ。

AVOSと出会う前のPOPは、台北のファウンダチームWOOMOO Inc.が自己資金だけでやっていた。その一人Ben Leeによると、Chenから初めてメールをもらったときはには“ぶったまげた”そうだ。

【中略】

POPのチームは、ChenとHurleyのYouTubeとDeliciousにおける経験が、正しいプラットホームの作り方や、ビジネスのスケール(大きくすること)、管理チームの改善、シリコンバレーでデベロッパを見つける、などなどに役立つと期待している。もちろん、一流のVCを紹介してくれることも。

Leeは曰く、“プロトタイピングツールとして出発したけど、シリコンバレーを訪ねてからは考え方が変わった。プロトタイプが簡単に作れるようになれば、誰もがそれを自分のアプリにしたいと考えるはずだ。だから、単なるツールではなく、アプリを作って展開できるプラットホームに進化して行きたい”。

LeeがPOPを思いついたのは、彼自身がアプリケーションをデザインするときに、必ずまず紙とペンを使って絵を描くからだ。“これまでのツールは複雑で柔軟性に乏しいのが多いね。だから今でも紙とペンを使う人が多いのさ。ただし紙に描いた絵の問題は、そのままではプレゼンやデモができないことだ。そのジレンマを、解消しようと思った”、とLeeは語る。

【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))