Bathysの「原子腕時計」はクラウドファンディングで世に出てくることとなりそうだ

ハワイのカウアイ島で、非常にユニークな人物の手により小規模に腕時計の生産を行っているBathysが、どうやらクラウドファンディングの活用を決意したようだ。資金を集めて世に出そうとしているのは、もちろん「原子腕時計」だ。

同社はこれまでにがっしりとしたダイバーウオッチを製作してきた。ダイバーウォッチメーカーのままであれば、テックの世界でさほどメジャーになることもなかっただろう。しかし最近になって、月面車を普通に運転する子供の子供世代になっても狂わない時計というものを発表して、こちらの世界でも大いに話題になったのだった。Symmetricom社のSA.45s CSAC原子周波数発信機を搭載して究極なまでに正確な腕時計を生み出したのだ。

製作者はJohn Pattersonで、この時計は実はまだ開発中ではある。商品化の目処がつけば、クラウドファンディングにてのリリースを検討している状況のようだ。ABlogToWatchによれば、初期割引があったとして、1個あたりの価格は8000ドル程度になるのではないかとのことだ。

写真を見ればおわかりの通り、現物はあまりにもデカく、そして電池寿命にも問題があるようだ。但しこれはGPSなどを用いたデバイスよりも、さらに正確な時を刻む、史上初のスタンドアロン・プロダクトではある。電波を受信して補正するのではなく、常に、未来永劫に正確な時を刻み続けるのだ。確かにサーフィンに連れて行くには少々不向きかもしれない。しかし天体観測や、あるいは大型ハドロン衝突型加速器での作業を行う際には、こうした正確な腕時計を持っていても良いのかもしれない。
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(翻訳:Maeda, H


常に正確な時間を知りたいと思うなら、腕時計も「原子時計」にしてみよう

ほとんどの人には馬鹿げたものに見えることだろう。しかし歴史的な優れものだと感動してしまう人もいるのではなかろうか。1000年に1秒しか狂わない(電池がもつなら、という話ではある)原子時計が、ついに腕時計として登場してきたのだ。製造したのはハワイの小さなBathysという企業(注:リンク先ページでは音が出るのでご注意を)で、時計の名前をCesium 133という。

Symmetricon SA.45s CASCという原子時計チップを使って、アナログ時計を組み上げている。設計はDr. John Pattersonだが、現在のところはテスト目的で文字盤とストラップのついた荒っぽい金属ケースに原子時計チップを詰め込んで、取り敢えずの形にしたという段階だ。製品段階ではまた違った形になるそうだ。ABlogToWatchの記事を引用しておこう。

Cesium 133の製品版はLEDによるステータスライトを備えて、より洗練されたものになるようだ。現在のプロトタイプは幅60mm、奥行きが50mmで厚さも23mmとなっている。製品版ではムーンフェイズは採用したまま、サイズを大幅に小さくする予定だとのこと。

サイトに掲載されている他のBathys製品を見てみたが、スタイルや高級感はアメリカ製品としては最高の部類に入るものと言えそうだ。ここからするに、今回のCesium 133も製品段階では相当に気合の入った製品となりそうだ。

ウォズニアックがNixie Tubeウォッチのファンであることを考えれば、やはりこうした新規性のあるプロダクトはテッキーたちの人気を集める可能性があるのかもしれない。Bathysは2014年中に20個を製造予定であるそうで、価格は1個1万2000ドルとなっている。正確な時刻を知るために払う額としては少々高額すぎるようにも思える。但しこれほどの投資をするのであれば、今後は予定時刻に一切遅れなくなるというメリットもあるのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H