自転車用GPSロガーであり盗難防止にも役立つConnected Cycleの「スマート・ペダル」

いつもブログにも書いているのだが、自転車に乗るのが大好きだ。もちろん自転車そのものも好きだ。サンフランシスコにある職場にも、たいてい自転車で通っている。ほぼ車を必要としないというライフスタイルが、自分ではとても気に入っているのだ。

但し。いつでも自転車が使えるというわけでもない。乗って行く場所によっては、大いに盗難の危険性にさらされることになってしまうのだ。これを解決しようという新しい試みが、Connected Cycleというフランス企業による「ペダル」だ。盗難防止機能を備える上に、自転車活動の記録を取ることもできるようになっている。

仕組みは(現代社会においては)単純で、このペダルを装着した自転車が移動された場合、モバイルアプリケーション経由でアラートが送られるようになっている。クラウドに接続するGPS機能を備えているわけだ。誰かが想定外に自転車を移動させればすぐに検知することができる。

あるいはそうした盗難防止よりも、モバイルアプリケーションで自転車を使った活動のログが取れることに魅力を感じる人も多いかもしれない。一定の期間内での移動距離や、移動ルートなどを振り返ることができるし、消費カロリーの計算なども行なってくれる。

自転車活動のログはとりたいと考えているものの、しかし活動開始時にアプリケーションを起動してスタートボタンを押すといったことを忘れてしまいがちな人にも便利だろう。あるいは貸自転車サービスを行う際にも便利かもしれない。盗難防止と活動記録の二兎を追った、手軽なソリューションと言えるだろう。

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(翻訳:Maeda, H


車に気付いてもらいやすくする仕掛けを備えた自転車ライトのBlaze(レーザー光を路面に投影)

都市での通勤ないし通学の手段として、自転車の人気がますます高まりつつある。また、行政側も自転車レーンを設けたりして、自転車による通勤通学を安全で楽しいものにしようという努力を行っている。しかしそうした努力はあっても、まだまだ自転車にとって完璧に安全な都市など存在しないのが実際のところだ。そんな中Blazeは、ライトを改良することで自転車をより安全な乗り物にしようとしている。

これまでのライトというのは、自転車が向かう先の暗い道を照らし、また正面からやってくる自動車に自転車の存在を知らせるということにあった。Blazeのライトは、ここに機能をひとつ追加するものだ。正面にいる車以外にも自分の存在を知らせてくれるのだ。レーザー光線を使って、自転車の5ないし6メートルほど先に、自転車マークの光を投影する。これによって実際に自転車の姿が目に入らなくても、自転車の存在に気付いてもらおうとしているわけだ。

実際のところ、自転車関連の事故で非常に多いのはカーブでの巻き込み事故だ。これも自転車の存在に気づかないことで発生する。イギリス国内についてみても、自転車関連事故の80%は巻き込みによるものだ。

(筆者自身も自転車乗りだが、やはり巻き込まれた最大の事故は車がこちらを認識せずに曲がってきたときのことだった)

ちなみにBlazeの魅力は安全だけではない。USB充電に対応しており、また完全防水となっている。マグネット充電端子を備えているので、ケース自体は完全に密閉されているのだ。

投影される自転車イメージは緑色になっている。これは投影時に見やすく、また発光するのに必要な電力が最も低いためなのだそうだ。ちなみにライトには3つのモードがある(high、low、そしてフラッシュモード)。一度の充電で13時間使用できる。もちろん、バッテリー容量が少なくなってくればアラートしてくれるようになっている。

製品にはマウントブラケットと、充電用のUSBコードがついてくる。現在プレオーダーの受付中で、価格は200ドルとなっている。従来の自転車ライトと比べれば高めではあるが、安全は何にも代えがたいものであるということなのだろう。

利用中の様子もあるビデオを下に掲載しておく。

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(翻訳:Maeda, H


走行中のスピードを投影してくれるRaspberry Piを活用した自転車ヘッドライト

ブルックリンのMatt RichardsonがRaspberry Piを使って自転車のヘッドライトを作ってみたそうだ。走行中に現在のスピードを路面に表示してくれるというものだ。現在のところワーキングプロトタイプとなっている。Richardsonは、本プロダクトを「Raspberry Pi Dynamic Headlight」と命名したそうだ。商品化されていても不思議ではないDIYプロダクトなのではないだろうか。少なくとも、同じような製品が売られていればぜひ買ってみたいものだと思う。

プロダクトの構成物であるプロジェクターはハンドルバーに取り付けて、Raspberry PiとはHDMIケーブルで接続している。両者の電源はUSBバッテリーパックから供給している。Raspberry Piおよびバッテリーパックは3角形の板の上に配置して、それを自転車に取り付けるようになっている。これは相当に邪魔になりそうだが、もちろん発案者のRichardsonも同様に感じている。将来的にはこれらのコンポーネントをひとつにまとめて、ハンドルバーに取り付けられるような大きさにしたいとのことだ。

現在のところ、このDynamic Headlightは速度を表示するだけの機能しかない。しかしRichardsonは、GPSを搭載したりあるいは何らかのアニメーション機能やビジュアル的な要素も取り入れて行きたいと述べている。これまでのまとめはMAKEに公開する予定で、同様のものを作ってみようとする人に作り方を示したいとも考えているそうだ。

投資を受け入れるようなことになれば大人気になるかもしれない。投資してみようかと考えている人は、急いだ方が良さそうだ。

(本稿執筆者はMichael Seo)

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(翻訳:Maeda, H)