GPSを使わず磁気で歩行ルートを知るフィットネス腕輪Digi-Care ERI, 深圳生まれのオリジナル製品だ

ユニークでデザインのきれいな、フィットネス用のウェアラブルが、クラウドファンディングサイトIndiegogoに登場した。Digi-Care ERIと名づけられた、この深圳生まれのウェアラブルは、ユーザの歩きを記録するが、おもしろいのは、GPSではなく磁気センサを使って経路を捉えることだ。どこをどう通ってきたか知りたいとき、電池寿命を縮めずにすむ。

このデバイスは、キャンディーのパッケージのように色がいろいろ(!)あり、求めている資金額は5万ドルだ。資金提供者には39ドルで進呈されるが、最終小売価格は99ドルを予定している。

上海で行われたTechCrunch/Technode共催イベントでこれを見たのだが、かなり感心した。位置検出の精度は、使ってみてないので何とも言えないが、同社によると一回充電した電池が1か月もち、歩きと走りだけでなくサイクリングにも対応する。それにSDKを公開しているので、デベロッパは体温などのデータのほかに、ビルドの通知やNFCによる対話を自分の作品に利用できる。

発売までこぎつけそうか? 同社によると、製品は完成しており、人びとの目の前でデモもやった。Fitbit Forceをやや鋭角的にしたようなデザインで、明るいOLEDのスクリーンがある。腕輪型のデバイスは今の世の中に氾濫しているが、その中でちょっと変わったやり方をしているこの製品は、なかなかおもしろい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))