製造とロジスティックスの大手PCH InternationalとハードウェアインキュベータのHighway1は、小売店が顧客と対話するためのツールを作っているEstimote社が、今年のTechCrunch Disrupt San Franciscoでベストハードウェア賞に選ばれたと発表した。
Highway1のVP Brady Forrestは、“AppleのiBeacon技術にいち早く飛びついて位置サービスを開発する企業が現れたことは、とても嬉しい”、と述べている。“Estimoteは最近の新種のスタートアップに属し、ハードウェアを利用してユニークなデータセットを作り、Webサービスの課金を行う。彼らは賞品の深圳旅行を契機に、自分たちのサプライチェーンを大きくした方がよいだろう”。
Estimoteが売っている小さなデバイスはBeaconと呼ばれる。小売店にこれがあると顧客のスマートフォンと対話でき、タッチレスの支払いや、携帯へのディスカウント情報のプッシュなどができる。
ファウンダのJakub Krzychによると、このデバイスはフィジカルな世界のためのOSを作ったのだ、という。“われわれが作った小さなビーコンが個々のお店固有のデータをスマートフォンへブロードキャストする。距離は最短2インチ、最長160フィートだ。顧客の入店時間や商品との距離などによっていろんなアクションをトリガでき、商品に触ることや服の試着などもおすすめできる。店内の各所にBeaconを置けば、さらに多様な情報を提供できる。店内のもっともきめ細かい超近距離位置アプリを作るためには、しかし、Beaconを全店で数十個も使えば十分だ”、と彼は言う。
同社はこれから5日間の深圳旅行で、メーカーやアクセラレータや流通業者などに会う予定だ。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))