AIスタートアップのHACARUSが大阪ガスから数億円規模の資金調達、Daigasグループのシステムを開発へ

HACARUS(ハカルス)は4月24日、数億円規模のシリーズBラウンドの資金調達を発表した。金額は非公開。第三者割当増資による資金調達で、引受先は国内の大手4大都市ガス事業者の1社である大阪ガス。加えて、DSファーマアニマルヘルスと既存株主の京銀リース・キャピタルがGP(無限責任組合)として運営管理する、京銀輝く未来応援ファンド2号投資事業有限責任組合からも追加の資金調達を実施している。

HACARUSは2019年8月に大阪ガスとの以下の共同開発の検討について合意しており、今回の資金調達はその流れを汲むものとなる。。

  1. Daigas(大阪ガス)グループの社内業務の効率化・省人化を行うAIシステムの共同開発
  2. Daigasグループが顧客に提供するAI・IoTソリューションの共同開発

また、DSファーマアニマルヘルスとは、同社主催の「動物の健康を支える新規事業探索プログラム2018」に参加したことを契機に今回の資本提携が決まったという。

HACARUSは、少量データからの特徴抽出に優れるスパースモデリング技術を機械学習に応用した独自のAI開発する2014年設立のスタートアップ。