RPGのダンジョンの各ピースを自分で3DプリントできるキットDragonlockがKickstarterに登場

79c9d51a5b3f63bc7bb9b27884730bd1_original

パーテイーは暗い部屋へ入っていく。闇の中でろうそくが燃えていて、向こうの壁に何かが光っている。最初に、シーフ(thief, 盗賊)が入る。彼の小人(こびと)ナイフがギラギラし始める。危険はすぐそばだ!

どうしたらいいか? 壁を3Dプリントして、そこの床にはめるのはどうか? それとも3Dプリントしたビホルダーを部屋へ入れるのは? 柱や階段を作るのは? それとも小さな木製のドアをそこに作るのはどうだろう?

Dragonlockでは、それができる。このKickstarterプロジェクトは、ユーザが対話的な3Dダンジョンを自分でプリントできる。小さいからたくさん作れるし、あとで好きな色を塗れる。

10ドルのパッケージにはモデルが10個あって、簡単にプリントできる。60ドルのKingパッケージには、樽、罠、アーチ、毒キノコなど、いろんなピースがある。

これを作ったFat Dragon Gamesは、3Dモデルやペーパークラフトのメーカーだ。キットの多くはPDFとSTLモデルで、ダウンロードはここでできる。バーバヤーガの小屋もある。

ローブを着て魔法使いの帽子をかぶったら、ぜひ3Dプリントしたダンジョンのピースで遊ぶべきだ。きみのバグベアが感謝するだろう。

336993850e84c52e1ce41520851321a2_original

via 3DPrintingIndustry

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

古典的名作Dungeons & Dragonsが今年後半, iPhone, iPad, iPod touchに登場

モバイルゲームのPlaydekとMagic: The Gatheringなどで有名なWizards of the Coastの提携により、今年の終わりごろにはDungeons & DragonsがiPhone、iPad 、そしてiPod touchにやってくる。Playdekはその後もWizards of the Coastのテーブルトップゲームの数々を正式のライセンスによりiOSデバイスに持ち込む。その最初の製品は年内に出る予定だ。

発表声明中で契約の詳細は明らかでないが、PlaydekのCEOは“Wizards of the Coastと一緒にお仕事ができることは喜びであり、それにより同社の強力なエンタテイメント作品をモバイル化していきたい”、と言っている。Playdek社も評判の良い企業で、同社はカードゲームPenny ArcadeのiOS化を行ったが、その際にはMagic: The GatheringのようなWizards of the Coast社の名作を大いに参考にしている。

なおMagic: The Gatheringに関しては、Playdekの力を借りずWizards of the Coast社自身の力ですでにiOS版が作られている。そのMagic 2013はフリーミアムだが、仮想デッキはアプリ内で買える…それはWizards of the Coastが昨年リリースしたものだ。また同社独自で(親会社はHasbro)、人気のKaijudoスリーズをベースとするiOSゲームをリリースしているが、App StoreにDungeons & Dragonsが出たというニュースだけは、まだどこからも聞かれない。

しかしデジタルのテーブルトップゲームでは、カリフォルニア州カールスバッドに本社を置くPlaydekが評価も人気もダントツだ。上で挙げたPenny Arcadeゲーム以外でも、たとえばAscensionシリーズなどは人気が高い。Playdekは2011年にJeff Garstecki、Gary Weis、Joel Goodmanの3名が創業した。三人ともSony Computer Entertainment AmericaとTHQのIncinerator Studios出身だ。これまで資金は、Greycroft Partnersらから156万ドルのシード資金を得ている。

Wizards of the CoastとPlaydekというコンビは、デジタルテーブルトップゲームにおける最強チームだろう。とりわけ前者の作品は、Dungeons & Dragonsがまさにそうでるように、ターゲット層の心の中で特別の地位を占めている。このすばらしい二人三脚の、今後の進展を見守りたい。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))