Vineは、Twitterから昨日リリースされたばかりのビデオ共有アプリケーションだ。撮影した6秒間のビデオを簡単に共有することができる。UIはInstagramに似ている。
このアプリケーションは期待通り、テック世界のアーリーアダプターたちによって受け入れられ、24時間のうちに大ブレイクを果たした形となった。App Storeの「Social」カテゴリでも順位を上げており、全ての無料アプリケーションの中でも14位となっている。米国時間昨日の夕方からApple Storeでのフィーチャーアプリケーションとなり、それもまた人気上昇に繋がっている。
もちろん大事なのは今後だ。新たな利用者が増えてダウンロード数の伸びを維持できるのかどうかに注目が集まる。
SnapchatキラーとしてデビューしたFacebook Pokeも、今後どうなっていくのかよく見えない状況だ。リリースされてすぐにApp Storeの上位に顔を出したが、すぐにチャートから姿を消した。
予想としてはVineの方は、少なくとももう少し長い間に渡って生き残りそうだ。Facebook Pokeはの方は、新たなサービスというわけではなく、Snapchatのクローンだった。アプリケーションの目的はSnapchatからFacebook純正のアプリケーションに乗り換えさせようとするものだった。Vineの方では、Twitterが「新しい何か」を提供しようとしているものだ。
もちろん既に同種のサービスを展開しているところはある。ViddyやSocialcamの名前があがるだろう。しかし先行サービスは十分な利用者を獲得して「ソーシャル」の力を活用するには至らなかった。Vineは新参ながら、Twitterという後ろ盾がある。扱うのが動画であり写真ではないが、使い勝手がInstagram風なのも利用者にとっては馴染みやすいだろう。
Vineは強力なソーシャルネットワークとして成長し、さらにTwitter自体の価値を高める魅力があると思われるのだ。Vineを利用すればTwitterのソーシャルパワーを活用することができ、そしてTwitterに対しては新たなコンテンツを送り込んでいくことになるのだ。これによりTwitterとしては提供できるサービスの範囲が広がることになる。
Vineが2013年の大ヒットになるかどうかはまだわからない。ともかく良いスタートを切ったことだけは確かなようだ。
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(翻訳:Maeda, H)