Google Cloud SQLがMySQLのネイティブ接続をサポート…オンプレミスも連携へ

Google Cloud SQLが今度から、MySQLのネイティブ接続をサポートする。それは、サードパーティのアプリケーションとの統合を、より容易にするためだ。今回のサポートにより、ネイティブのMySQLアプリケーションをCloud SQLにはめ込めるので、DBに関するGoogleサイドのシステム管理が不要になる。

CloudSQLはMySQLデータベースの標準的接続プロトコルであるMySQL Wire Protocolを使ってネイティブMySQLにアクセスするので、Google Compute EngineGoogle App Engine上のアプリケーションからの接続が高速になる、とGoogleは主張している。顧客はCloudSQLのインスタンスを管理するために、従来からあるMySQL WorkbenchToad、それにMySQL用コマンドラインツールを使用できる。また、Connector/J、Connector/ODBC、Connector/NETといった標準ドライバがサポートされる。

ネイティブへの接続によって、クラウドデータベースの管理および展開というレベルでデータのレプリケーションをコントロールできる。Googleが挙げている例としては、Cloud SQLとオンプレミスのデータベース(Oracle、SQL Server、DB2など)とのあいだでのデータレプリケーションもできる。

今回のサポートは、MySQL Wire Protocolのようなコネクターがあれば、クラウドサービスとオンプレミスアプリケーションとの間に透明性が担保される、ということの好例だ。ユーザにとっては、Googleが自社のサービスで提供している高度な管理を通してオンプレミスを使えることも魅力だ。

Googleは今、Amazon Web Services(AWS)が何年も前から提供している機能を急いで揃え始めている。CloudSQLサービスのコア部分のローンチは今年の6月だったが、AWSがMySQLサービスをローンチしたのは2009年、そして2012年にはOracle Databaseのサポートも開始した。

問題は料金だ。InfoQのブログ記事によると、AWSのRDSは“時間料金ではGoogleのCloud SQLよりも安いが、データのストレージや転送の料金など、ほかの費用も検討する必要がある”、ということだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))