オンラインないしモバイルの世界ではハウスクリーニングやリペアサービスが市民権を得つつあるようだ。主にハウスクリーニングサービスを手がけるHandyも成績を大きく伸ばしつつある。
サービスを開始して2年を迎えるHandyはあ、週単位でのサービス利用金額が100万ドルを超えたのだそうだ。「年間利用額が300万ドルから始まって、今では5200万ドルに達しようとしています」とCOOのUmang Duaは述べている。
DuaおよびCEOのHanrahanは、彼らの展開するようなオンデマンドサービスは、利用者にとってもサービス提供者にとってもメリットのある仕組みだと述べている。モバイルアプリケーションを投入したことで、さらに利便性は増し、実際にクリーニングサービスを行う人たちからは「とても手軽に収入を得ることができる」という声が出ているのだそうだ。
Handy経由でハウスクリーニングを行う人たちの時給は15ドルないし22ドルで、平均は18ドル程度だ。「自分の好きな時間に働いて、そして適切な収入を得ることができるわけです」とHanrahanは言っている。
Handyも、また同様にハウスクリーニングサービスを提供するHomejoyもサービス名称を変更したり、あるいは新しいアプリケーションを投入することで、うまく市場拡大につなげているようだ。
最近では、スマートフォンを用いて日常的なサービスを申し込むことがさらに増えてきている。そのような中、サービス提供者側の法律に基づく従業員チェックや研修なども重視されるようになってきている。Handyはこうした面でもきちんとした体制をとっているのだとのことだ。
「家の用事を行うためのリモコンのように、Hadyを使ってもらいたいと考えているのです。注文に応じて直ちに行動するようなサービス分野のすべてでサービス提供を行なって行きたいと考えています」とHanrahanは言っている。
その言葉通り、Handyも(そしてHomejoyも)、ハウスクリーニング以外のサービスも提供している。しかし今のところは、Handyの収益の多くはハウスクリーニングサービスによるものだ。率になおせば85%程度にのぼるのだとのこと。残りの15%を「Handyman Service」という各種チカラ仕事と、それから配管周りのサービスでわけあっているところだ。
Handyは現在、アメリカ国内25都市と、カナダの2都市でサービスを提供中で、ロンドンでの展開も視野に入れている。「ハウスクリーニングやHandyman人員として登録している人は20万人を超えます。そして5000人以上が月に一度以上の業務をこなしています」とのことだ。
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(翻訳:Maeda, H)