靴屋さんへ行って、一足の靴を手にとった。するとその靴のスペックが、そばのテレビに表示される。あるいは、空港で出発便の表示を見ている。あなたのフライトが現れると、ゲートまでの案内地図が横のテレビ画面に表示される。こんな例はおそらく、ビーコンというもののキラーアプリ(決定版のアプリケーション)だと思うが、ついに、その夢が実現した。
その快挙を実現したのはEstimote社のMirrorだ。そのシステムは要するに、SnapdragonのプロセッサーにHDMIとUSBのジャックをつけたものだ。それをスマートテレビに挿入すると、ビーコンをサポートしているスマートフォンの持ち主が近づくと通知を表示する。ビーコンをMirrorに近づけてもよい。たとえば商品の中にビーコンを隠しておくと、客が持ち上げてMirrorに近くなったとき、その商品のビデオが表示されたり、お客が対話的に機能を調べたりできる。
EstimoteはすでにMirrorをデベロッパーに提供しており、商用ユーザーへの展開は来年開始する。上のビデオでは、Estimoteの協同ファウンダーSteve Cheneyがこの製品について語り、使い方を説明している。なかなかクールな製品だし、その利用はすごく広まりそうだ。