ハーバード大学のマッドサイエンティストたちは、とうとう「自己組織化ロボット」の開発に成功した。小さなロボットの大群が生命の細胞のように自ら動いて目的の形をつくる。ロボットが世界を乗っ取るアポカリプスがまた一段と近づいたようだ。
というか、自己組織化できるロボットというコンセプトを実証するモデルだろうか。ともあれ、上のビデオに見られるように、kilobotと名付けられた1000個のミニロボットが一定のパターンを自ら構成していくところは見ものだ。どんなパターンを構成すべきか教えられているのは最初の数個のロボットだけで、他のロボットはその後について動き始める。
このチームが開発した手法は驚くべきものだ。最初の「リーダーロボット」は一組となって赤外線を発光する。他のロボットはその赤外線に引き寄せられてリーダーに向かって動き出す。一定のロボットが集まるとロボット同士が通信して正しい位置に移動する。ロボットが集団になると、赤外線あるいはインターネット電力ネットワークを通じて充電される。
故障したり道に迷ったりしたロボットはそれを仲間に伝えることができる。正常に動作するロボットは故障したロボットを無視して作業を続けることができる。こんな小さいロボットだからまだ安心だが、これが巨大化したらと思うとさすがに少々恐ろしい。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)