クラウドからログ管理を提供するLogglyが$10.5Mを調達, 第二世代製品ではデータの‘意味’の視覚化を充実

【抄訳】

ログ管理をクラウドからのサービスとして行うLogglyが、新たな投資家であるCiscoとData Collectiveから1050万ドルを調達した。Trinity VenturesとTrue Ventures、およびMatrix Partnersもこのラウンドに加わり、このサンフランシスコの企業の総資金額は2090万ドルになった。

同社のSaaSはどんなデバイスからでもログデータを取り、そのリアルタイムのトレンドなどを視覚化して報告する。ログの出所(でどころ)は、サーバ、ルータ、ストレージデバイスなどさまざまだ。それらを分析すると、ユーザが動かしているサービスやWebサイトの健康状態が分かる。ユーザは、eコマースのサイト、ゲームプラットホーム、SaaSプロバイダ、そのほかのインターネット企業、などなどだ。

今日(米国時間9/3)Logglyは、同社のサービスの自称“第二世代、ジェネレーション2”をローンチした。ユーザインタフェイスを一新し、新たな分析ツールと大規模な分散アーキテクチャにより、より大きなワークロードに対応し、今後の顧客ベースの拡大に備える。ポイント&クリック方式のトレンドグラフや自動化イベントパーシングと検索などが、この第二世代の新しい機能だ。このほかに、フィルタリング機能や、スプレッドシートふうのグリッドビュー、アラート、カスタマイズできる新しいダッシュボードなども盛り込まれた。

Logglyはクラウド企業なので、顧客も基本的にはインターネット企業だ。各種のSaaSプロバイダやeコマース企業、ゲーム、モバイル、広告などなど多様な業態が、いずれも日々、大量のログデータを処理している。一社で一日に150億イベントを生成するところも、珍しくはない。

CEOのCharlie Oppenheimerによると、同社はここ数か月の努力によって、Splunkのようなログデータ検索サービスとの差別化を図ってきた。その必要性を悟ったのは、ある会議で顧客に、重要なのは検索ではなく、今何が起きているかを知ることだ、と言われたときだ。そこで第二世代製品ではデータの視覚化に力を入れ、異変への即時対応ができるようにした。

Logglyは視覚化のためのツールとして、LinkedInのKafkaやTwitterのStormといったオープンソースの製品も利用している。

【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))