キーが光って弾き方を教えるRoliのキーボード「Lumi」が約3万円で待望の一般販売

Roli(ロリ)は、魅力的な音楽製品を作っているクールなスタートアップだ。最初の製品Seaboardはキーボード(鍵盤)の傑作で、ギターの弦のように音をベンドできた。さらに魅力的なのがBlocksで、モジュール状の光るパッドが電子音楽の作者に斬新なコントロールを提供した。

これといってスキルのない音楽ファンにすぎない私は、このロンドンの企業が作り出す音楽を遠くから賞賛していた。でもRoliは、Lumiで音楽教育にも手を伸ばしたようだ。それは小さくてポータブルなキーボードで、キーがいろんな色で光ることによって初心者に曲の弾き方を教える。

最初はKickstarterで提供されていたキットが、米国時間9月24日から予約受付を開始し、発売は11月になる。Lumi Keys 1はいま299ドル(約3万1500円)でケースが付き、Lumiのサブスクリプションサービス(会員制サービス)にアクセスできる。Roliはこれで収益化を図りたいようで、月額の会費は10ドル(約1050円)だ。現在提供されているのは、100種類以上のレッスンと400曲、そしてさまざまアーティストが揃っている。同社の記者発表はそれを「ビヨンセからベートーヴェンまで」と表現する。

現在のLumiは、最初のKickstarterバージョンよりも洗練されていて頑丈で重くなり、キーの反応も正確だ。キーのタイミングがいいから、複数のLumiをつないで長いキーボードを作れる。前に同社が言及していたように、このキーボードはMIDIコントローラーとしても使えるので弾き方の勉強が終わったら本格的な演奏も可能だ。

画像クレジット: Roli

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa