いろんなツールを一つのワークフローへと統合するBuilt.ioのFlow、数週間の工程を数時間に短縮

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Built.ioのFlowは、複数のアプリケーションやサービスやツールを、一つのワークフロー、まさにFlowへと統合するドラッグ&ドロップ方式のツールだ。それは今は亡きYahoo PipesやIFTTTみたいに、たとえばSalesforceとMarketoをくっつけて営業の過程を自動化する。今日同社がローンチしたFlowの大型アップデートにより、さらに強力な統合が容易にできるようになった。

企業の世界では、統合がサードパーティにとってビッグビジネスにもなっている。デベロッパーとはいっても、さまざまな既存のサービスをくっつける仕事ばかりやってるショップも、少なくない。Built.ioによると、Flowを使えば、数週間かかるそんな工程が数時間に短縮される。

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Flowは昨年、一般公開でローンチしたが、Built.ioのCEO COO Matthew Baierによると、今やこんなサービスの機が熟しているのだそうだ。彼が考えるその理由は、APIというものの普及だ。今やどんなサービスでもAPIを公開しているから、顧客の求める多様な統合が相当やりやすくなっている。もうひとつの要素が、物のインターネットの成長だ。彼によると、これからは、何と何をくっつけたい、というニーズが爆発的に増大するから、Flowのようなサービスの出番も増えるはずだ。

こんどのニューバージョンでは、Flowのデータベースにまだ載ってないサービスでも、顧客企業が比較的容易に、統合のためのエンドポイントを構築できるようになった。このActivity Builderという新しい機能によって、社内的なプライベートなAPIでも統合に加えることができる。

Flowのもうひとつの新しい機能は、複数のサービス間のデータマッピング(データ変換)だ。典型的な例が、SalesforceとMarketoだ。この両者は、ユーザーインタフェイス中のまったく同じ欄でも、違う名前で呼んでいる。またFlowが今日(米国時間7/11)ローンチしたTrigger Testerは、ダミーデータを使って、リアルタイムイベントによる統合を容易にテストできる。

Built.ioは最初Flowを、企業の営業部門に売ってきたが、今日からは月額29ドルの会費制により、誰でもクレジットカードでFlowを利用できる。これにより、営業にかぎらず、さまざまな部門でFlowを利用した統合が行われるようになるだろう(同社はそれを“一般市民インテグレーター”(citizen integrators)と呼んでいる)。この月額制のプランでは、統合できるのは5つのアクション、5つのトリガ、そして15分のスケジュールだが、今圧倒的に多いのは二つのサービスをつなげる、というニーズだ。だから5つという制限でも、十分なのだ。

試してみたい人は、ここへ行ってみよう。本誌読者は、無料で試用できる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))