イスラエルを拠点とするスタートアップのMedigate(メディアゲート)は、病院内のヘルスケア機器の安全性確保と資産管理に取り組んでおり、同社のセキュリティソフトウェアのサービスとサポートにおいて、ヘルスケアテクノロジー分野の大手企業のCerner(サーナー)と提携した。
この合意では、顧客がMedigateと契約すればCernerのサイバーセキュリティチームからサポートが受けられ、現地のデバイスの在庫管理がサポートされる。Cernerはまた、医療機関がセキュリティ関連の攻撃を受けた際に、それを制限するための修復サービスも提供する。
Medigateの最高経営責任者のJonathan Langer(ジョナサン・ランガー)氏は声明で「IDCによれば2025年までにこの分野のIoTデバイスは約416億台になると予測されている。医療機関が自社のネットワークで何が起きているかをより明確に把握し、管理できるようにすることは非常に重要だ。これには、医療機器やIoTデバイスが含まれる」と述べた。「Cernerは過去40年間、医療業界において人々とシステムを結び付けてきた。これらが連携することで、何千ものヘルスケアシステムが高いレベルのコントロールを確立し維持し、データや継続的な運用、そして最終的には患者の治療を保護できるようになる」
ますますネットワーク化されるヘルスケアテクノロジーに伴うセキュリティリスクは、セキュリティ分野の専門家にとってますます関心の高い分野であり、ヘルスケア分野におけるベンチャー投資家や大企業の間でも、同様に関心の高い分野である。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)