Nokiaは同社の音声アシスタントに、とてもかわいい名前をつけた。MIKAちゃんだ。MIKAは、“Multi-purpose Intuitive Knowledge Assistant”(多目的で直感的な知識アシスタント)の頭字語で、ちょっと変わっているのは、一般消費者よりも技術者や通信企業のオペレーターなどが音声コマンドで情報にアクセスするために利用することだ。
そのシステムは同社の認識サービスが駆動し、“自動学習能力のある拡張インテリジェンスがさまざまな分野のツールやドキュメント、そしてデータソースへのアクセスを提供する”、ということだ。
つまりMIKAは、技術者の質問に、ほかのネットワークから引き出した経験に基づいて素早く答を提供する。SiriやAlexaとあまり違いはないが、スマート電球を点灯したり、ユーザーの地元の天気予報を調べたりではなくて、技術的な質問に答える。
この発表は、同社が数週間後に迫っているMobile World Congressの準備に追われているさなかに行われた。その世界最大のスマートフォン・ショウでは、昔愛されていたブランドの、スマートフォン分野への本格的な復帰が見られるだろう。同社はその事業を、一度、軽率にも捨ててしまったのだが。
もちろん、ブランドはNokiaでも会社はHMDだ。そしてNokiaの名は元Nokiaの社員たちが地元フィンランドに作った企業からライセンスされる。でもそれらのデバイスには、NokiaのアシスタントよりもGoogle Assistantが似合うのではないかな。