4Kテレビ、あるいはディスプレイを持っている読者もいるだろう。しかしその解像力を本当に活かすようなコンテンツをいつも観ているだろうか? スポーツ中継? Netflixの番組? そんなとこだろう。では宇宙は?
宇宙飛行士たち(たぶんいちばん事情に詳しいはず)によれば、大気圏外から見下ろす地球の景観は比較を絶して素晴らしいという。今月末にこの映像が高解像度スクリーンにやってくる。AWSとNASAが協力して世界初の宇宙からの4Kライブ・ストリーミングが4月26日に予定されている。
正確な時間は4月26日の太平洋標準時午前10:30だ(日本時間4/27午前2:30)。Varietyによれば、ラスベガスで開催される世界最大の放送機器のトレードショー、NABの一部としてストリーミングされるという。コンテンツは録画され、NASAのウェブサイトからも4K画質で公開される。AWSが協力するストリーミングでは国際宇宙ステーション(ISS)とNAB会場が結ばれ、NASAの宇宙飛行士、Peggy Whitson博士と AWSの共同ファウンダー、 Sam Blackmanが会話することになっている。
ストリーミングにはAWSが新しく公開したElementalエンコードが用いられる。宇宙からの高画質中継というのは驚くべきパフォーマンスだが、ISSとラスベガスを結んで会話ができるというのはエンコードのリアルタイム性をデモするのに絶好だろう。
NASAが宇宙からのライブ・ストリーミングに力を入れるのには理由がある。これは軌道上の強力なカメラを通して得た映像を地上の科学者がリアルタイムで観察、分析することが可能になるからだ。
〔日本版〕ライブ中継は日本では4/27 午前2:30になってしまうが、4K録画をNASAのサイトから見ることができるはず。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)