iPhoneのカメラのフラッシュには、誰もが不満だ。今度の最新機iPhone 5S(名前はどうでもいいが)ではLEDが2灯になるそうだが、それは問題の解決にならないどころか、露出過度の写真では画像が洗い流されたようになるリスクもある。あとでInstagramなどのアプリ(のフィルタ機能)を使って修正する手はあるが、要するにユーザとしては、少々暗いところでも、ふつうに写真を撮りたい。…という願いに応えてくれるのが、Novaだ。クレジットカード大のワイヤレス外付けフラッシュで、光量や色温度を調節できるから、暗がりでもまともなスナップ写真を撮れるだろう。
Novaの前にも、たとえばiblazrという外付けフラッシュはあったが、これはiPhoneのヘッドフォンジャックにケーブルをつないで使った。でもNovaはBluetoothを使うから、より自由な置き方ができる。最大距離がiPhoneから20フィートだから、被写体の直近にかざすことすらできるし、あるいは友だちにフラッシュを持ってもらうこともできる。
Novaの作者たちは今、Kickstarterで、生産に要する費用25000ドルを募金している。今写真に写っている(上図)のは、プロトタイプ機だから、今後の変更はあるだろう。付属のアプリで光量や色温度をコントロールできるから、温かい色調やギラギラした色調、などなどを実現できる。Novaの40個の光源(65ルーメン、ホワイトLED)の色温度を個々にコントロールできる、高度なモードもある。
電池は、一度充電(microUSB)すると、待機モードで4週間もち、最大で150回フラッシュできる(状況や使い方による)。実際に目標額が集まったらオープンソースのSDKを公開するつもりなので、デベロッパはBluetooth Low Energyプロトコルによる独自のNovaアプリを作れる。
Androidアプリも開発中だが、それはBluetooth LE対応のAndroid 4.3以降のデバイスのみだ。Novaのお値段は、Kickstarterの出資者には49ドル、その後は54ドルだ。出資者に発送できるのは2014年の2月を予定している。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))