DrupalやWordPressによるプロフェッショナル向けのホスティングを提供しているPantheonが今日(米国時間5/15)、シリーズBで2150万ドルの資金を調達したことを発表した。このラウンドを仕切ったのはScale Venture PartnersのRory O’Driscoll、これにOpenView Venture PartnersのDev Ittycheriaが参加した。前からの投資家Foundry GroupとRound Capitalもこのラウンドに参加した。
同社は2012年にDrupalホスティングとしてスタートしたが、近年、成長著しいWordPressホスティング市場にも参入した。同社がホストするサイトは約65000で、昨年9月に比べるとほぼ10000増加した。
PantheonのCEO Zachary Rosenは、今回の資金の用途を同社のホスティングプラットホームの改良の継続、とした。またチーム(とくにサポートチーム)の増員とパートナーシップへの投資も構想している。ただし当面いちばん力を入れるのは、プロフェッショナルなサイトを作るデベロッパを支援する、各種プロダクトの構築を継続することだ。
Pantheonには月額25ドルのパーソナルプランもあるが、これは主に、デベロッパがテスト用に利用している*。実際のエンドユーザ向けのプランではない。〔*: デベロッパからの利用は基本的に無料。〕
Pantheonのホスティング技術は、今のWebホスティングの主流である仮想マシンではなくコンテナを使用する。それと、同社のインフラストラクチャが相まって、各サイトにきわめて高い可利用性と、トラフィックスパイクの強力な吸収能力を提供する。
同社の投資家たちも、このユニークなインフラに関心を持っている。Rosenによると、彼は主に、小さな急成長企業を大きな出口に導いた経験が豊富で、とくにSaaSの分野に経験のある投資家を求めている。O’DriscollはOmnitureとExactTargetでそれを経験しているし、Box、Chef、DataSift、Docusignなどにも投資している。IttycheriaはBladeLogicの協同ファウンダでCEOだったが、同社は2008年にBMCが9億ドルで買収した。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))