自動運転車のデモに同乗して追突事故にあった――Hyndai/Phantom AIの車が高速道路で追突

運輸交通テクノロジーについてたびたび書いてきた関係で私は自動運転車のデモ走行に乗る機会が多い。各種の自動運転車、先進運転支援システム(ADASの)搭載車にテストコース、敷地内、公道とさまざまな状況で乗ってきた。しかしこれまでこうしたテストやデモで一度も事故に遭ったことはなかった。

1月30日、火曜日に私とTechCrunchのビデオ製作スタッフは自動運転ソフトウェアのスタートアップ、Phantom AIが改造したHyundai
Genesisに乗ってサンフランシスコ国際空港付近でフリーウェイ101号を南下していた。

TechCrunchのスタッフ3名プラス、Phantom AIの共同ファウンダー、CEO、Hyunggi Cho、プレジデント、共同ファウンダーのChan
Kyu Leeらが乗車しており、Leeが運転席に座っていた。これはPhantom AIが開発したSAE レベル2の半自動運転システムをデモする走行で、このHyundaiは車速、レーンを維持し、前方の車両との車間を保ち、方向指示器を操作すると自動的に車線を変更するなどの高度なオートパイロットシステムを備えていた。

デモ中、L2システムはオンになっており、Phantom AIによれば時速60マイル(96.5km/h)で進行していた。エンベッドしたしビデオ記録ではクルーズ速度は時速70マイル(112.6km/h)に設定されていた。このとき前方を走っていたピックアップトラックが荷台に適切に固定されていなかったゴミ容器を路上に落下させた。われわれの直前を走っていた白のNissan Rogueは障害物に衝突することを避けようとしてブレーキをかけた。われわれのドライバーは前方の急ブレーキを認め、衝突を避けようと Hyundai Genesisにブレーキをかけたが間にあわずはNissanに時速20マイル(時速32km/h)前後で追突した。

Hyndai Genesisは上の写真のとおりフロント部分を大きく損傷し、ラジエーターから冷却液が漏れる状態になった。われわれはただちに路肩に停車した。ほとんど間をおかずに現地に到着したCHP(カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール)の警官の指示に従って、われわれは次の出口で降り、シェブロンのガソリンスタンドに車を入れた。そこでTechCrunchのスタッフはCHPの係官に身元を報告した。ドライバーはさらに詳しい報告を行った。

Hyunggi Choの説明によれば、Phantom AIが搭載していたシステムの自動緊急ブレーキ機能は解除されていたという。このシステムは異常を検知すると急ブレーキをかけるものだが、たびたび誤った警報で作動し、乗員に不快な衝撃を与えるためデモ中は解除されていたという。Chan Kyu Leeはマニュアルでブレーキを作動させるためにフルブレーキングを行ったが、ビデオでわかるとおり、マニュアルへの切り替えは十分早く作動せず前車に追突する事故となった。【Phantom
AIによる詳しい説明は原文を参照】

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+