光の高速パルスでデータを送る、WiFiに代わるLiFi技術のPureLiFiが、早くもシリーズBで£7Mを調達、商用化に取り組む

Launch.ed, Edinburgh University.
ILG shortlist 2016.
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エジンバラ大学からのスピンアウトPureLifiは、Wi-Fiに代わる技術として‘LiFi’なるものを開発している。それは、LEDの光を信号で変調してデータをLiFi実装機間で送受する。同社はこのほど、シンガポールの国有投資企業Temasekが率いるシリーズBのラウンドで、700万ポンドを調達した。この新たな資金で同社は、その技術の商用化を開始する、という。

LiFiは、無線周波数(radio frequency, RF)ではなく可視光線を使ってワイヤレスの高速なデータ通信を行う。信号はLEDの点滅のパルスで表現されるが、速すぎて人間の目はそのパルスを認識できない。

LiFi-X dongle by pureLiFi

LiFiには、Wi-Fiにない利点もある。まず、‘見通し線’という要件があるのでセキュリティが高い(傍受ができない)。LEDのような既存の安価な光源を使ってアクセスポイントを増設できる。データ転送スピードがWi-Fiより高い。

しかし、これらの利点は顕著な不利でもある。とりわけ、見通し線という要件がきついので、可用性が低く、また光は昼間の屋外では使えない。

しかしそれでも、PureLiFiによると、同社はすでにCiscoやLucibelとLiFiネットワークの商談を進めている。昨年シリーズAを調達してから同社は、小型のLiFiシステムLiFi-Xのための初のプロダクト、モバイルのLiFiドングル(上図)の開発と生産を完成した。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

LED電球で‘無線’光通信ができるPureLiFiが£1.5Mを調達、街路灯もアクセスポイントに?

スコットランドのエジンバラ大学からのスピンアウトPureLiFiは、同社が’LiFi’(ライファイ)と呼ぶ、可視光線による通信技術(visible light communication, VLC)を開発している。それはWiFiや5Gなどのワイヤレスネットワーキング技術の仲間入りをするものだ。この技術はLEDが発する光の、人間の目には見えないパルスを利用してデータを送受する。

同社は今日(米国時間1/19)、スコットランドのエンジェルグループLondon & Scottish Investment Partners(LSIP)が率いるラウンドにより、150万ポンドの資金調達を行った。これにはScottish Investment Bank(SIB)と、エジンバラ大学のベンチャー投資部門College Capitalも投資を提供した。

2012年に創業された同社は、この資金調達により1400万ドルあまりの評価額になった、という。しかし同社ではすでに今年後半に完了する予定の新たなVCラウンドが、動いている。今日の資金は、同社プロダクトの“開発と展開”のサポートと、さまざまなマーケティング活動に充てられる。

LiFiには、WiFiにないアドバンテージがある。まず、通信ライン上のハッキングがありえないのでセキュリティが高い。またLEDの街灯など、既存の照明インフラストラクチャが使えるから、アクセスポイントの増設が簡単だ。

従来の電波によるWiFiよりもLiFiの方がより適している、と言えるアプリケーション分野はたくさんある

ただし、光線は途中で遮蔽されると目的地まで届かない、という当たり前のような欠点もある。

PureLiFiはこの技術を、次のように説明している:

LED電球に定常的に電流が与えられると光子の定常的な流れが発生し、可視光線として観察される。電流が徐々に変化すると、光の出力密度に濃淡が生ずる。LED電球は半導体なので、電流、ひいては光の出力をきわめて高速に変調でき、それを光検出装置で検出して電流に変換できる。光の濃淡への変調は人間の目にはわからず、したがって通信は電波と同じようにシームレスに行われる。この技術を使って、LED電球からの高速な情報送信ができる。

同社はすでに、”Li-Flame”と名づけた製品を発売している。それは一般市販の照明装置をLiFiのアクセスポイントに変え、一方、電池駆動のLiFiモバイルユニットをラップトップ側につけて、部屋の中や、ビル全体の中からローミングができる。

下のビデオでは、PureFiのCSOで協同ファウンダのHarald Haasが、TEDで講演している。2011年ごろのビデオだ:

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))