NASAは、人類を再び月へと送り込むミッションが重要なステップを迎えたことを祝福した。Boeing(ボーイング)によって製造されるスペース・ローンチ・システム(SLS)を推進する最初の大型コアロケットの4分の5が完成したのだ。
実際には、ロケットはまだ完成していない。しかし、2024年にアルテミス計画としてオリオン宇宙船を月に時間どおりに輸送する巨大ロケットを製造するにあたって、重要な一歩を踏み出したことになるのだ。
またこのロケット・ステージが完成した際には、エンジンや燃料タンクを含めてその全長は200フィート(約61メートル)を超えることになる。これは、車を12台縦に並べた長さと同等だとNASAは言及している。そして、NASAにとって人類を月へと送ったサターンVロケットの第1段(140フィート弱:約42メートル)以来で、最も大きなロケットだ。
今後、NASAはSLS機体の他の部分を開発し、ボーイングは第1段の残りを完成させる。2024年は遠いようにも感じられるが、ロケット開発は時間がかかり、また人を乗せるロケットはなおさらなのだ。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)