スマートフォンが、十分使えるカメラをほぼ全員のポケットに入れて以来、出かけた時には友達と一緒に写真を撮るのが当たり前になった ― 思い出は残したいものだから。
場合によってそれは、見知らぬ人にシャッターを押してもらったり、手を伸ばして何人かを同時に撮影したり、あるいは自撮り棒を使うことを意味する。企業イベントでは、昔ながらのフォトブースへ友達を誘い、バカバカしい写真を何枚か撮ってSNSに流すかもしれない。
Podoは、そんな体験を小さなカメラの中に詰め込もうと、今日(米国時間3/2)Kickstarterでデビューした。大きさはGoProと同じくらい(ポケットやバッグに楽に入る)で、カメラを自在に動かせる粘着性のベースがついていて、これがPodoの真骨頂だ。どんな場所も専用写真スペースにしてしまう。
様々な物の表面 ― われわれは、木、ガラス、セメントで試した ― に繰り返し貼り付けることができるPodoカメラなら、フォトブース体験を瞬時に提供してくれる。Podoを壁(あるいは照明や家具)に貼りつけ、Bluetooth接続された専用アプリを立ち上げたら、あとはシャッターを切るだけだ。
セルフタイマーをセットして良い表情を作った後、レンズのまわりのLED群が点滅して実際に撮影する時を教えてくれる。写真データは、低解像度ならすぐに、カメラの8メガピクセルのフル解像度なら数秒で転送される。
720pのビデオを撮る機能もあるが、Podoをアクションカメラとして使うことは少ないだろう。バッテリー持続2時間、ストレージ4GBという仕様はお出かけの際のスナップ用で、音楽ライブやスキーに持っていくものではない。
それで構わない、なぜなら価格が最安のアクションカメラ以下だから(Xiaomiを除く)。Kickstarterの早期支援者は79ドル、それ以降は89ドルでで手に入る。秋に一般販売される時には99ドルに上がる。
Podoのプレジデント、Eddie Leeは、このカメラは外へ出て山ほどの写真を友達やInstagramに送る人のためにあると言っている。この楽しい色、コンパクトなサイズ、低価格なら、Podoは友達とのグループ写真を撮るには、あの面倒で世間の目も冷たい自撮り棒より、良い選択肢だと私は思う。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)