「Instagramに”SNS映えする”写真を投稿するだけでお金が稼げる」ーーそんなサービスの提供をSNAPLACEが開始しました。
SNAPLACEはITスタートアップです。SNSに投稿された写真を独自システムで解析し、「SNS映え度合い」が高いと想定される国内外5000スポットを紹介する観光情報サイト「Snaplace」を運営しています。
新サービスの「スナップレイス・メディア」では、Instagramに投稿された写真を、独自の「SNS映え解析システム」で分析。SNS映えすると判定した写真を、広告や出版の制作会社に販売することで、Instagramユーザーにその収益の一部を還元します。
「SNS映え」の判定には広義のAI(画像認識)を活用。画像認識によって抽出した写真の構成要素を、アルゴリズムによって分類。その結果に基づいて判定するといいます。
いわゆる「ストックフォト」のように、一般ユーザーの写真を企業が購入し、その使用料をユーザーに還元する仕組みですが、最大の違いは前述の通りAIで写真を選別した点。「SNS映えしない」と判定された写真は掲載されないため、制作会社等が写真を選ぶ手間を省ける点を売りにします。
ユーザーは、Instagramアカウントを「スナップレイス・メディア」に登録するだけ。その後は、システムが自動で写真を分析・抽出するため、写真を選んだり登録する手間がかかりません。フォロワー数やいいね数などの条件もないといいます。なお、「人気を獲得するために、ノーギャラでのメディア掲載も依頼する場合がある」としていて、その場合は報酬は発生しません。
写真の購入は現時点で問い合わせベース。購入できるのは広告や出版等の制作会社に限られます。今後はSNS映え写真の販売プラットフォーム「スナップレイス・マート」を一般公開するとしています。
Engadget 日本版からの転載。