「インスタ投稿でお金が稼げる」新サービス開始――SNS映えをAI判定、高スコア写真を収益化

eng-logo-2015

「Instagramに”SNS映えする”写真を投稿するだけでお金が稼げる」ーーそんなサービスの提供をSNAPLACEが開始しました。

SNAPLACEはITスタートアップです。SNSに投稿された写真を独自システムで解析し、「SNS映え度合い」が高いと想定される国内外5000スポットを紹介する観光情報サイト「Snaplace」を運営しています。

新サービスの「スナップレイス・メディア」では、Instagramに投稿された写真を、独自の「SNS映え解析システム」で分析。SNS映えすると判定した写真を、広告や出版の制作会社に販売することで、Instagramユーザーにその収益の一部を還元します。

「SNS映え」の判定には広義のAI(画像認識)を活用。画像認識によって抽出した写真の構成要素を、アルゴリズムによって分類。その結果に基づいて判定するといいます。

いわゆる「ストックフォト」のように、一般ユーザーの写真を企業が購入し、その使用料をユーザーに還元する仕組みですが、最大の違いは前述の通りAIで写真を選別した点。「SNS映えしない」と判定された写真は掲載されないため、制作会社等が写真を選ぶ手間を省ける点を売りにします。

ユーザーは、Instagramアカウントを「スナップレイス・メディア」に登録するだけ。その後は、システムが自動で写真を分析・抽出するため、写真を選んだり登録する手間がかかりません。フォロワー数やいいね数などの条件もないといいます。なお、「人気を獲得するために、ノーギャラでのメディア掲載も依頼する場合がある」としていて、その場合は報酬は発生しません。

写真の購入は現時点で問い合わせベース。購入できるのは広告や出版等の制作会社に限られます。今後はSNS映え写真の販売プラットフォーム「スナップレイス・マート」を一般公開するとしています。

Engadget 日本版からの転載。

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。