Microsoftは今後のブラウザ(IEとSpartan)で“Do Not Track”のoffをデフォルトにする

Microsoftが今日(米国時間4/3)、Internet Explorerの今後のバージョンとSpartanでは”Do Not Track“機能*を、デフォルトではonにしない、と発表した。〔*: Do Not Track, Mozillaによる説明。〕

今一般的に使われているブラウザで”Do Not Track”を有効にすると、Webサイトやその広告出稿者に対して、サードパーティによる広告目的のための追跡(トラッキング)をオプトアウト(お断り)する。大手のブラウザベンダ全員、GoogleとMozilla、Opera、Apple、それにMicrosoftはこの機能をサポートしているが、広告主がユーザのリクエスト…というよりブラウザが送るリクエストにすぎないが…を尊重するか否かは彼ら任せだ。そしてたぶん、彼らは尊重しない。

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MicrosoftはInternet Explorer 10のローンチから、デフォルトで“Do Not Track”を有効にしてきた。当然ながらそれは、やや物議をかもした。Microsoftの決定の前には、広告主たちはDo Not Trackを、それがデフォルトの設定でなければ尊重する、と合意していた。彼らは、追跡するなという決定はユーザがするべきであり、ブラウザのベンダが決めることではない、と主張した。Microsoftはその銃を下ろすことなく、ユーザはセットアップでつねにオプトアウトできたし、”Do Not Track”はデフォルトのままだった…すくなくともこれまでは、と主張した(そしてそれを尊重した広告主の数は一貫して少なかった)。

ChromeとFirefoxはデフォルトで”Do Not Track”が無効(off)だ。

そのMicrosoftが今日は、立場を逆にした。Microsoftのプライバシー担当最高責任者Brendon Lynchは、それは”Do Not Track”に関するW3Cの最新のスタンダードに準拠するためだ、と説明した。スタンダードの文案は、こうなっている: “送られるシグナルはユーザの選好を反映すべきであり、特定のベンダや機関、サイト、またはユーザがコントロールできない強制的な仕組みが決めるものであってはならない。この原則は一般的な選好と例外事項の両方に等しく適用される”。

Lynchは今日の声明で書いている: “それは単純なことであり、弊社はDNTに対するアプローチをアップデートして、弊社が選んだ実装がW3Cのスタンダードに準拠しているか否かという件に関するいかなる誤解をも、排除したいのである。この変更がなければ、新しいブラウザからDNTシグナルを受け取るWebサイトは、それがユーザの選好を反映していないと主張でき、したがってそれを尊重しないことを選ぶだろう”。

“Do Not Track”は任意事項なので、それの有効/無効の設定はそれほど重要な意味を持たない。本格的絶対的に追跡をされたくない人は、Disconnectのようなツールや、GhosteryuBlock、それにEFFのPrivacy Badgerなどのアドオンを使うべきだ。ただし、どれもデスクトップ用だけど。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa