視線(視標)追跡技術で広告効果を測定するスタートアップ、Stickyが新たに300万ドルの資金を調達した。
同社の前身は、Tobii Technologiesからスピンオフしたウェブカムによる視線追跡サービス、EyeTrackShop。最大のセールスポイントは、広告が消費者の画面に配信され表示されたかどうかだけでなく、実際に消費者が広瑁を見たかどうかを判定できることだ。
Stickyによると、顧客はダッシュボードで広告の効果や1000組も目にリーチするのに必要な実コストを見ることができる。その結果広告主は消費者がもっとも注目する形態に予算を注ぎ込むことが可能になる。また同社は、広告主が初期に大きな波を起こし(そのために高いビュー単価を払う)、後に単価の低いサイトでメッセージを補強するといった使い方も提案している。
「われわれの使命は広告によるデジタル荒地をなくすこと」とファウンダー・CEOのMathias Plankが資金調達発表のプレスリリースで言っている。
EyeTrackShopは昨年300万ドルの資金をヨーロッパの会社Northzoneから調達した。新たな資金の提供元はNorthzoneおよびConor Venture Partnersだ。
Stickyを利用している広告主には、P&G、L’Oreal、McDonald’s、GroupM等がある。
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(翻訳:Nob Takahashi)