Googleが意欲的に取り組んでいるウェアラブルコンピュータのひとつであるGoogle Glassだが、どうやら従来の予測よりも早く世の中に出てくることになりそうだ。Google自身が語ったこととして、Vergeの記事に掲載されている。記事によると製品として完成したものの一般コンシューマー向け販売を2013年末までには開始したいとのこと。価格は、Google I/Oにて先行予約を受け付け、また今週にも募集したプレオーダー時の1500ドルを下回るものになりそうだとのことだ。
頭部装着型コンピューティングデバイスであるGoogle Glassの一般販売時期について、初めて明確な時期が示されたことになる。噂としては、2013年末の一般販売で、価格は現在のスマートフォン程度のものになるというものもあった。これはNew York TimesのNick Biltonの記事だった。また2012年6月にはSergey Brinが開発者向けおよびコンシューマー向けの大まかなタイムラインを示し、2014年段階での一般発売を目指したいとも話していた。
今回はGoogleの公式発表で年末をターゲットとするリリース予定がアナウンスされたことになる。情報の出どころも確かで、いよいよ話が具体的になってきたわけだ。また、最近になって開発者以外に対して開始した事前申込み受付も、やはり当初の予定よりも事態が前倒しで動いていることを示すものだろう。
またVergeでは時間をかけてのハンズオンも行なっており、AndroidのみならずiPhoneとも連携できることを記事にしている。記事ではGoogle Glassが最終的にはマスマーケットをターゲットとするプロダクトであるとも記している。ターゲットとして設定した年末までに、完全なコンシューマープロダクトとして仕上がってくるのかどうか、注目して行きたい。
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(翻訳:Maeda, H)