言うまでもなく、Facebookはファウンダーのマーク・ザッカーバーグの過激なまでに広範囲の情報が透明になり、公開される社会という理想を基礎にして建設された。しかしザッカーバーグのビジネスの天才としての側面はそれほど広く理解されていない。彼はいかにしてこれほど短期間にこれほど巨大なビジネスを築くことに成功したのか?
マーク・ザッカーバーグのビジネスにおける成功の原理をインテルのマーケティング幹部であるEkaterina Walterが本にまとまとめた。「ザックのように考えよう―Facebookの天才CEOのビジネス成功の5原則(Think Like Zuck: The Five Business Secrets of Facebook’s Improbably Brilliant CEO)」はWall Street Journalの最新ベストセラーとなっている。
では具体的に「ザックのように考える」とはどういうことなのだろう? 私はWalterをわれわれのサンフランシスコのスタジオに招いて話を聞くことができた。Walterによればザッカーバーグの成功の原則は5つのPだという。この5つの単語で表される原理をしっかり理解すればわれわれも2012年にTechCrunchのCrunchyベストCEO賞にも輝いたザッカーバーグのように行動することができるというのだ。
〔日本版〕ウォルターによれば5つのPとは次のとおり。
情熱(PASSION)—自分の信じるところに向かって常に全力を傾ける情熱
目的(PURPOSE)—優れたプロダクトを創造するだけでは足りない。偉大な目的に向かっての運動を起こせ。
人材(PEOPLE)—ビジョンを実現できるような強力なチームを作れ
プロダクト(PRODUCT)—イノベーティブで今までのルールを破壊し、広く創造的変化を起こすようなプロダクトをめざせ
パートナー(PARTNERSHIPS)—ビジョンの実現に力を与え、想像力をかきたててくれるようなパートナーを選べ
[原文へ]
(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)