ウェビー賞のファウンダーで映画監督、プロデューサーのTiffany ShlainがAOLのために製作した短編ビデオ・シリーズが大ヒット中だ。The Future Starts Here(未来はここから始まる)と題されたテクノロジーについての啓蒙ビデオは短期間に850万回も再生されている。
このシリーズにはデジタル時代のテクノロジーと生活スタイルについての8本の短編が収められている。その中にはTechnology Shabbat(テクノロジー安息日)という1週間デジタル・テクノロジーの利用を止める生活やTech Etiquette(テック・エチケット)などというユニークなエピソードが含まれている。Shlaneによると、テック・エチケットの回を製作したのは、普通の常識ある人々が携帯電話を手にしたとたんにどうしようもない迷惑人間になってしまうことにうんざりしたからだという。このシリーズの製作の目的は、3分から6分の短いビデオで、テクノロジーと生活に関する重要なテーマを一般視聴者にわかりやすく伝えることだった。
製作にあたってAOLはShlainを全面的に支援した。Shlainによれば「ハリウッドなみの製作チーム」だったという。Shlainは大きなテーマを短く圧縮することに才能を発揮しており、未来のドキュメンタリー・ビデオのひとつのお手本になりそうだ。ウェビー賞(Webby Awards)のファウンダーとしてShlainは長年にわたってハリウッドをシリコンバレーに注入してきた。しかし今回のようなデジタル時代の紹介では、逆にシリコンバレーをハリウッドに輸出する役回りのようだ。
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)