ディスプレイ広告とソーシャル広告の単価が上昇中(Turn調べ)

オンライン広告会社、Turnの最新レポートによると、eCPM(広告主が1000インプレッション毎に支払う実効価格)は着実に上昇している。

グローバルデジタル視聴者レポートは、Turnのマーケティングプラットフォーム上で7~9月に得られたデータに基づいている ― 同プラットフォームは、2兆回の広告インプレッションをアクセス可能で、毎月1000億広告インプレッションを生み出している、と同社は言っている。

フォーマット別に見ると、ディスプレイ広告のeCPMは 1.28ドル、前四半期は1.22ドルだった。モバイルeCPMは平均1.02ドルで、わずか0.9%伸びた。FacebookおよびFacebook Exchange広告の伸びが最大で、15.4%増の0.45ドルだった。唯一ダウンしたのがビデオ部門で、0.54%減の10.97ドルだった(つまり、それでも何よりも高い)。

レポートによると、モバイルアプリの広告枠は増えており、ビデオ広告はいくつかの高性能フォーマットを中心に標準化されつつある。

同レポートの大きなテーマの1つは、Turnが「増加するクロスチャンネルブランド」と呼ぶもので、具体的には、複数のフォーマットとチャンネルで広告する企業のことだ。同社によると、今年クロスチャンネルブランドは137%増加し、ディスプレイ、ソーシャル、およひビデオを横断して広告を出しているブランドは500%増えた。単一から複数の広告チャンネルへと変更したブランドは、投資利益率が平均3倍になったとTurnは言っている。

レポートはここでダウンロードできる。

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(翻訳:Nob Takahashi)